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拝啓 お母さま

今日は母の日ですね。直接お母さんにありがとうが言えなくなってから、もう3回目の母の日なんだね。あっという間だ。

最近は、やたらと「実家に帰ってダラダラする」っていう時間が恋しいです。

自宅にいる時間が劇的に伸びて、育児と家事と仕事の繰り返しに少し疲れてきました。適度に息抜きながらやろうとしてるんだけどね。それでも、なんだか少しずつ疲れが溜まってきている気がする。

母親っていう存在は偉大だよね。お母さんが生きている時にもそう感じていて、クールなお母さんが照れて反応に困るくらい、その感謝の気持ちは伝えていた気がするから、親孝行っていうものにはそんなに未練がないんだけどね。

お母さんとは本当にたくさんの時間を一緒に過ごしたし、いろんなことを話したし、いろんなことを一緒にやってきたからね。思ったよりもお別れする日は早くきたけど、寂しさよりも感謝の気持ちがいつだって先に来ます。

私も母になって3年が経ったけど、お母さんのように辛抱強くて寛大な母親になれているのだろうか。

私が小さかった頃、早朝にお母さんを叩き起こして、ふりかけご飯をよこせとせがみ、早く終わらせるために食べさせようとする母をせき止め、寝ようとする母を止めて、私が一人で食べるのをずっとそばで見ていて!というわけのわからないリクエストにも応え続けてくれていたんだよね。すごいよね、本当に。

お母さんはいつだってお母さんだったな〜。母としての失敗とか、後悔なんて、お母さんにあったと思えないな〜。聞いたことなかったけど。あったのかな。「そんなものないわよ、だって覚えてないもん」って言いそうだよね。

自分が母親になるまで気がつかなかったけど、母だって人間なんだよね。当たり前だけど。自分を優先させるってこと、一切しない人だったよね。だからお父さんは、なんとかお母さんを優先させる場面を作りたくて、お母さんが好きな穴子があるときは、「お母さん食え、食え」ってものすごい勢いで食べさせようとしてたよね笑

お母さんは最後の最後まで、「お父さんのご飯が心配だわ」って言っていたよね。なんとお父さんは最近ちゃんと自炊を初めて、すっごい頑張っているよ。お母さんに言われた「野菜から先に食べなさい」っていうのを頑なに守っていて、食卓につく度に「野菜から食べろってお母さんが言ってたからな」っていつも同じことを言って、野菜から食べているよ。

私もなかなか料理の腕が上がってきたからさ、お父さんに美味しいものを食べさせることを定期的にやっているから安心してね。

なんだがグダグダ話し続けちゃったね。お母さんの前だと、いつでも話しすぎちゃうね。今日お墓の前でゆっくりお話ししたかったけど、娘ちゃんが「滑り台しに行く〜!!」って言って、全くゆっくりできないからさ。ここで書いてみたよ。

お母さん、今年も母の日、ありがとう。



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