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女は男の100倍考えている

とかく女の頭の中は忙しい。

同時にいろいろなことを考えている。
マルチタスクと言われれば悪い気はしないけれど、そうでもしないと家の中は回らない。

同じ時間内にいくつの作業が同時進行できるか、1回の外出や買い物でどれだけ用を足せるか、いつも考えているのだ。

洗濯機を回す。
終わるまでの53分で朝ごはんを作る時もあれば掃除機をかける時もある。
ボケーッと洗濯機が止まるのを待ったりしない。

お料理をする。
鍋に湯が沸くまでの時間も貴重な作業タイムだ。
できることはたくさんある。
茹でるものの用意をしても時間が余るなら、シンクに溜まった洗い物を始める。
もちろん片目で湯の沸き具合をチェックすることも忘れない。


この洗濯物は急ぎなのか、明日でもいいのか。
子どもが弁当箱を出すのを忘れていないか。
この体操服は明日要るのか。
要るなら夜洗って朝までに乾かすにはどうしたらいいのか。
明日のお弁当メニューは考えてあるか。
それが手早く作れるように下ごしらえや用意はしてあるか。

トイレが汚れてきたな。いつ掃除しよう?
しまった洗剤を切らしていた。
私としたことがつまらんミスを!

子どもの学校のことで忘れていることはないか。
ママ友への連絡で忘れていることはないか。
子どもの様子に変化はないか。
食欲はいつもの通りか。
友達とはうまくいっているだろうか。


明日の夕飯は何にしよう?
冷蔵庫の賞味期限の近いものは何だっけ?
それで何が作れるっけ?
レシピ見る?いや時間がない。
何かできないか?何か、何か。
いつも同じメニューだな。
肉はあるか。魚はあるか。
和食っぽくいくか、洋食にするか。
今日もお手軽おかずの素を使っちゃう?
味噌汁の具は何にする?
簡単に火が通って包丁を使わなくていいのは何だ?


お風呂上がりにしっとりクリームを全身に塗る時間も気持ちの余裕もない。

頼むから誰か私を少し休ませて。
少し座りたいんだ。

これが仕事しながら子育てするママの日常。
頭も体もフル回転の日々が続く。

この生活は子育て終了と同時に終わる。
その時はなかなか想像できないけれど。



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