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「自分の価値」強く意識して生きる

「おーい!社会人1年目のわたし。働く事を楽しんでますか?」
今から20年ほど前。
社会人1年目を迎えたわたしに、かけたい言葉のひとつだ。

私が社会人1年生を過ごしたのは建築資材のメーカー。就職試験に受からない私を見かねて、大学の教授が紹介してくれた会社だった。就職先へのこだわりが全くなかった私は、入社が決まった時「次の行き先が決まって、とりあえずよかった」という思いが強かった。

入社への強い気持ちはなかったものの、働く事が好きだった私は、与えられたことを一生懸命やった。体も気持ちも時間も惜しみなく使いたいと思った。でも超えたい壁が見つからない……。ここにいていいのかな……。私は、1年ほどして退社を決めた。

無職。
フリーター。
そんな肩書も経て、私は何度か転職をした。

「何をしたい!」が見つからない自分は足りてない人間に思えた。そして「自分には辛抱がない」「自分は何もできない」自分を責める日々がつづいた。

恋愛や結婚と似ている?

そんな私も、15年間務めることができた会社と出会うことができた。その会社では仕事のよろこびを存分に味わい、自信も持てた。そして、足りていなか自分にも、できることがたくさんあると知った。会社との出会いに心から感謝している。

会社との出会いや繋がりは、恋愛や結婚と似ているように思う。
相性があって、互いの努力が必要なのだと。
・相性のあう会社や仕事と出会い。
・互いに歩み寄れる環境。
この2つが関係を続けるうえでとても大切だと思う。この2つは1度の出会いで得られる場合もあれば、何度出会いがあってもしっくりこない時もある。そして時間とともに互いの気持ちも変化する。
自分の気持ちを確認しながら動き続ける先に、自分の納得できるラインが見つかるのではないだろうか。

仕事の喜びを感じ続けたい

そんな私は、現在フリーランスで仕事をしている。
特別な経験や資格があるわけではないが、ライフステージが変わっても仕事の喜びを感じ続けたいと思ったから会社員生活を卒業した。自分の納得できるラインは、会社員生活に見いだせなかった

フリーランスが正解なのかは今でもわからない。でも今は自分の努力次第で多くのよろこびを得られる可能性がとても高い。そして自分の価値を強く意識して生きることができる。

「私の仕事の値段は?」
自分の仕事に値付けをして、クライアントに見積もりを提出する。陳列棚に並ぶ自分を品定めされているような気分になる。手に取ってほしい気持ちと不安な気持ち……。クライアントに満足してもらえる仕事を目指して、自分磨きが止まらない。

入社1年目のわたしへ。

20年後のあなたは、相変わらず仕事を一生懸命やっています。うまくいかないことも多いけど、自分という看板で強く生きつづけるための努力をしています。
今のあなたは「何がやりたい!」がはっきりしていなくて、もやもやしているかな。
大丈夫だよ。自分の未来を少しだけよくしたいという思いを大切に、動き続けてみて。その先には、素敵な出会いとどんな事にもプラスの要素を見つけられる自分がいる。
20年後のあなたも、働く事で新しい自分を見つけていきます。
どうぞ、働くよろこびを忘れないで。
入社1年目のあなたには可能性が広がっています!

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