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ようやく素焼きにこぎ着けた

窯を自宅に搬入してはや2か月。日々の用事をこなしつつ、のろのろ作陶し、ようやく素焼きにこぎ着けました。

粘土に釉薬をのせやすいように焼きしめるのが素焼きで、温度は700~800度くらいが一般的。うちの窯のマイコンは素焼きは700度で設定されているが、800度にカスタマイズする。粘土に、装飾のため塗布した撥水剤が800度で撥水効果がなくなるらしい。釉薬をのせるために、撥水効果を飛ばしておかないといけない。

素焼きの場合、作品同士がひっついてても大丈夫で、スタッキングできるのでパズルのように組み合わせればけっこうな量が入ります。とはいえ、初めての素焼きなので、恐る恐る、スタッキングもほどほどにして、棚板4段積み上げて焼成スタート!

水抜きのため、蓋を少し開けた状態でスタートし、200~300度まで上がったら蓋を閉めます。9時間後に800度に達して、それからは放熱。丸一日くらいかけて常温になってから窯出しします。窯出しは夜22時になってしまった。天気予報では翌朝から雨だったので、早めに窯出ししてビニールシートをかけておきたかったし、夜中に窯出しするはめになった。屋根があるとはいえ屋外だし、雨がかかるとマイコンがダメになってしまうのです。

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小さい窯と思っていたけど、1回の素焼きでけっこうたくさん入りました。本焼きはスタッキングできないので、これを2~3回に分けて焼成します。これから下絵付けを施し、釉薬をかけます。その前に、サンドペーパーかけたり、固く絞ったスポンジで水拭きしたり、棚板に接着する部分に釉薬が付かないように撥水剤を塗布したり。やることいっぱいです。がんばります。

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