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新しい教育のカタチ。息子の授業参観での気づき


今日は息子の授業参観。

普段から出張も打ち合わせも多い私ですが、
この日だけは、予めカレンダーをブロックして
どんなに予定が詰まっていても必ずいくようにしています。


子どもの頃、両親が忙しくて
なかなかきてもらえなかったので
学校行事だけは絶対に行くと決めています。

授業参観に行くようになって最初の頃は、
「私はどんなに忙しくても絶対行く」と
どこか親へのアンチテーゼのような気持ちがありましたが
6年生にもなってみると、
「ああ、うちの親もきっと来たかったに違いない」
そう思えるようになりました。

愛とは赦し、ですね。

今の時代は「お子さんの授業参観じゃ仕方ないですね!」
といってもらえる有難い環境ですが、(ほんと有難い)
きっと昔はそんな事言えなかったんだと思います。
それでいうと、
企業や社会は子育てに寛容になってきているのかもしれません。

新しい学校教育の在り方

息子の通う小学校は公立校ですが
詳しくは書きませんが想いを持った先生たちが集まり、
教育の新しいモデルを研究している学校です。


小1から児童一人一人にiPadが支給されています。
(これは東京では普通)
使い慣れているせいか、コロナ禍も難なく自宅で授業を受けていました。

こちらは息子の取っていたノート。

今どきの学校はこんな風にプレゼン資料を作って発表したり、
マインドマップ式にノートを取るのね〜と
感心して社内のチャットに共有したら「彼だけな気がします」とのコメントで、周りの子のノートを覗き見したら普通に綺麗に並んででびっくり。笑


息子のノートの取り方がとってもユニークでした。笑


彼曰く
「メモしたいことだけメモして、あと検索したら貼り付けてる。まとめる時はまとめるけど、だいたいまとめないでそのまま提出する」とのこと。

まとめる時はまとめる..の頻度は
おそらく10%未満だろうなwと母的には思いつつ、
彼の頭の中はこうなってるんだな〜と思うと
この方式のノート取りを許してくださる
先生の度量と環境に感謝です。



授業中、ノートがうまく取れない子って
もしかしたらこうなのかも?しれません。


本人の探究心がピピピと反応すると
検索が止まらなくなるそうで、
確かに、「なんでそんなこと知ってるの?」
ということまで彼は知っていて、
夕飯時に彼の豆知識を毎日聞くのが母の日課になっています。笑


学びは遊び。
それを地でいくような人ですが、
いつでも、どこからでも
学ぼうと思えば学べるんですよね。


帰り際先生に
「いつもなんかほんとすみません笑」と
お声がけすると、
「彼のおかげで学校改革が進みますよ!」
とおっしゃってくださり


そして続けて
「彼の評価すべきところは
成績とかどうでも良くて、人に助けてもらえる力です。彼の周りはいつも誰かが助けようとしてる。助けたくなっちゃうんですよ。その人望と人間力があればこの先心配ありません。それに、成績は、やろうとしないだけでスイッチが入ってる時のテストはどれも80点台取ってるんですよ!」と。


なんて素晴らしい先生なんでしょう...。涙


「何事も捉え様」とは言いますが、


お前は人に迷惑ばかりかけて
と、口にする事もできるし、

やれば出来るんだからやる気を出せ、
と言う事もできる。

というかほとんどの評価がそうかもしれません。

息子は忘れ物も多いし、
本当に興味のあることしかやらない。

先生からしたら、
本当にコントロールしづらい生徒だと思います。

ただ、熱中すると5時間6時間どころか
何日も何ヶ月もとことんやり続けられる熱中力があります。

息子が1ヶ月かけて作った「王の城」

環境を選ぶ、軸を持つ

ここまでこうして書いていると
子ども自慢、学校自慢のように聞こえてしまう方もいるかもしれません。

今、学校環境や子育てで悩んでいる方には、
羨ましいなと思うかたもいるかもしれません。

そういう人もたくさんいる中で、
書くことは憚られるなと過ったのですが、
でも、理想の環境は探せば必ずあります。

私自身、たまたま近くの学校が素晴らしい学校だったわけではなく、
この学校に通うために引っ越してきました。

幼稚園の頃にはすでに
「お母さん、これまでうちの園にこんな子いたことありませんよ」と
言われるくらいには変わった子で
それなのに地域で一番しつけが厳しいとされる
由緒正しい幼稚園に通わせてしまっていたので、
(これは結果的には通わせて本当に良かったですが)
小学校生活が、彼らしく過ごせる場所を探しました。

かといって小学校受験はしたくなかったので、
公立校で探すかインターに通わせるかで色々と周りの人に聞いてまわりました。

この時はもうすでに起業しているので、
毎日記憶にないくらいスケジュールはパツパツ。。。

それでも、このままだと彼の大切な個性が死んでしまう、
そう思うとなんとか時間をやりくりしたり、
SNSで口コミ評価を見まくったり。

そんな中で、
「山村留学」という制度があることを知ります。

山村留学は「自然豊かな農山漁村に、小中学生が一年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、さまざまな体験を積む」活動です。

NPO法人 全国山村留学協会より

この話は長くなるのでまだ別でご紹介したいなと思うのですが、
結果的に、息子は小2の時に1年間単身、種子島に留学をしました。
とても素敵な制度なので、ぜひ気になる方は調べてみてください。
うちの会員さんも何人か留学しています。

少し話がそれましたが、小学校をどうやって選んだか。

・小学校受験はさせたくない
・幼少期はできれば多様性ある環境の公立校へ
・山村留学に行くことを視野に入れて戻って来れる場所
・閉塞感を感じさせない学校の空気
・子どもの笑い声がどれだけ響いているか
・子どもたちが来訪者に挨拶をしているか

この辺りを軸に選びました。

HPには基本いいことしか書きませんし、
百聞は一見にしかず、
目は口ほどに物を言う(使いかたちょっと違う)
ということで実際に足を運び、先生と会話し
子どもたちの様子を見て、
この学校がいいと思った場所を選びました。

選択肢は与えられるもの?


こう書いていると、
「でもそんな簡単に引っ越しできないし」というかたも
いるかもしれません。

お子さんの心が死んでしまっても、
引っ越すことはできないですか?

お子さんの人生が自己否定の日々だとしても
引っ越すことは難しいですか?

お金が、、、仕事が、、、
色々と理由を並べたくなる気持ちはよくわかりますが、
子どもの命や笑顔より大切なものはきっとないはずです。

環境は、選ぶことができる。
選択肢は、無限にある。


「日本の義務教育は〜」とマイナスに語られる事もありますが、
日々子どもたちに向き合ってくれてる先生や
素晴らしい環境の話もたくさん耳にします。

人の想いがあるところ、
未来は必ず、よくなる。


・住んでいる環境を変える
・山村留学で1年間別の場所で生活する
・地方へのお試し移住

などなど公立でもいろんな選択肢があります。
ぜひ調べてみてください。


そんな私も、今の心配は、中学校。

このまま地域の公立校に行く予定ですが、
結構「お勉強系」の学校なので
彼に合うかな〜、先生との相性大丈夫かな〜
てかkの感じで中学生になれるのか!?と
心配は尽きませんが、

でもまあ、今の担任の先生が言ってくれたように
「きっと彼なら大丈夫。」

合わなかったら
合う場所を探せばいいし、
学校を変えても変えなくても
外にコミュニティを作ることは出来る。
(これはこれまでもやってきた)

N中とかのオンラインもありますしね!

その時その時の彼の様子や、
お友達のと関わりを遠くから見守っていこうと思います。

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