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ポスターなし・極力議員臭を消す・昭和型を捨てた!?1期4年の活動と2期目の選挙

2期目の当選を果たしたけれど…

2023年4月9日に2期目の当選を果たすことができました。しかし、うれしいというより、少しほっとした程度。むしろ日増しに、重い気持ちになります。

それは、「重責が…」といった重みではなく、1期4年の評価と選挙結果についての関連性が薄いことへの失望と自信喪失が入り混じったような、複雑な重みです。

1期4年の活動内容

2019年からの4年、コロナ禍があってイベントなどは少なかった代わりに、計15号の市政報告「べるとも通信」を発行。全戸配布してきました。号外も数回発行しましたので、全部で20号近くは作ったことになります。

また、市民相談を個別対応で、「ベルとも市政相談会」として開催し、きめ細かく小さい声にも耳を傾けることに心がけてきました。

議会では毎回一般質問に取り組み、一度もさぼったことはありません。1回だけ、決算の質問日程のうち1日をお休みしたのは、母が亡くなった朝だけです。それ以外はひたすらまじめに、法にさかのぼって根拠を調査しながら綿密に調べ考えてきました。

前回より票激減・2位→7位に

しかし、結果だけを単純にみれば2019年よりも約2500票減。順位も2位から再下位へ転落。同じ党の女性議員が奮闘している中で、相当沈んだレアな存在となってしまいました…。

正直、ショックです。この4年は何だったのか。

心の友、会派唯一の同志・T議員の惜敗


ショックを加速させ、私を更なる闇へと堕とすのが、信頼していた同期の男性議員の落選です。1期4年の間、共に支えあってきた大切な大切な仲間。ぎりぎりの闘いをして、惜敗。この世界を去っていきました。非常に政策通で誰よりも丁寧にポイントを付いた行政の調査を行うことができる稀有な存在でしたが…。

こと政令市議選のような票数が多く必要な選挙においては、まじめに4年間仕事をしても票としては全然足りない…。つまり、「議員としてまじめにはたらく」のと同じあるいはそれ以上に、「選挙のために時間と労力を使うアピール活動」つまり、「税金からお給料をいただきながら、自己アピール活動」が相応必要、ということです。これって、民意に逆行してませんか?

でも選挙結果が示すのは皮肉なこの結果のみです。地方議会、もっと関心持ってください。

立憲女子大健闘の中で沈んだ理由は

他方で、立憲民主党の女性議員は各地で勝ち残っています。前回の立憲への期待の風がすでに吹いていないにもかかわらず、少なくない方が票を伸ばし、あるいは大差ない得票でしっかり残っています。大きく票を減らしながら当選したのは私くらいではないでしょうか。

まじめにやっているだけではだめなのだ、と痛感します。議員臭を出さないことに命懸けだったこの4年。結局、それでは知名度も上がらず、選挙には勝てないのだということを思い知ったことに加えて、「なぜ私はだめだったのか」はいまだに分析しきれておりません。

特殊事情はありますが


・選挙区の立憲1人で立候補・上位当選→国民民主からベテラン2人が入党し3人となる、さらに不在だった総支部長として無所属議員が入党、全て旧民主党の「もとのさや」に納まり、すずきともこだけが外様っぽくなった。選挙区内ですずきともこだけが連合の推薦から外れている(前回も連合とは関係がありませんでした)、などなど。

しかし、それにしても、です。

若く輝いた女性候補ではない微妙な立ち位置

今回の統一選全体をざっと見渡すと、立憲の新人女性候補は比較的若い方が多め。ママさん候補も若い。みなさん魅力的な外見としっかりした政策を両立させています。2期目にチャレンジしたいわゆる枝野1期生の女性も同様の傾向です。さらにNO選挙カーであったり、活動がとても明るかったりと、若さをベースに新しさを新鮮に打ち出している方は、上位当選しています。2期目の方も票が伸びています。

ジェンダー等々の視点からのご批判もあるかもしれませんが、男女問わず若さが強力な武器になるのは厳然たる事実。そこから目をそらしたら正確な分析には近づきません。

これに対して、50代以上の女性候補は、当選はするものの中堅クラスなイメージ。選挙手法は組織の支援や選挙カーに後援会等々と特に目新しさはない代わりに、政策はキャリアや女性の持つ視点をうまく生かしながらしっかりと組み立てている印象です。

さて、すずきともこ。
私は50代の昭和生まれにもかかわらず、「脱・昭和型政治」を目指しています。これが今一つアピールできていなかった、アピールしづらいまま終わっていたかも。「中途半端に活動量が減っただけ」「その言い訳」に終わった感があります。

と、ここまでの考察から、以下の点を検証してみました。

・活動の質にこだわりすぎて量が足りなかった。←ここは大きいかも
・年齢が若くない ←どうにもなりません
・ポスターの写真と実物に乖離がありがっかり感が強かった!? ←街頭で見ず知らずの男性にすれ違いざま、外見をディスられました。深く傷つきました。いやがらせだと思いますが、人前に出るのが怖くなり自分自身への自信も激減しました。いやほんとです。

脱昭和型メソッド!?の危機

さて、どうしましょうか。

私が目指すのは、【脱・昭和型政治】。
政治家と言われる人々の活動自体は基本的にTHE昭和。

朝から終電まで駅頭に立つとか、動員をかけてこぶしを振り上げながら集会をするとか、選挙のために後援会組織を強固にするとか。ディープな飲み会とカラオケとゴルフで親しくなるとか…。

正直、私はどれも苦手です。体力も若さももうないし、何しろ陰キャラなので、カラオケも行くけどそんなにすきでもないし、得意じゃない。ゴルフも一度も経験ありません。

そういう手法ではなく、正攻法で議員活動をまじめに淡々とこなしながら政治を冷静な【仕事】として行い、生活感はそのままキープして人間らしく暮らす。クリーンでクレバーで創造的。そういう方向にシフトしたいと思って入った世界です。

ここへきて揺らいでいます。

アイデンティティーの危機

票激減かつ最下位でのスレスレ当選は、今までのスズキトモコの【脱・昭和】の現状での限界を示したものとも言えます。困りました。

どうするスズキトモコ、という連載(?)をいまFacebookに載せています。このブログにも引用してみますのでぜひ。

この危機を脱するには、
・知名度アップ
これしかないかも。さて、どうするすずきともこ。

つづく



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