他人事には思えなくて
日々、様々な出来事があちらこちらで起きていて、それは日本国内だけではなくて、世界中でいろんな出来事があって。
とてもハッピーなものもあれば、とても悲しいものもあります。
私は、人よりも敏感に感じたり感情移入し易いのかな、と自分自身で感じています。なので、ニュースを目にする度に、ぐるぐると考えてしまったり、とっても嬉しくなるときもあれば、すごく気分が落ち込むときもあります。
何が原因だったのか、分からない。
どうしてこんな事になったのか、分からない。
どれくらい辛かったのか、知らない。
集団の中で感じる孤独感ほど、虚しいことはない。
残された遺された者の悲しみも苦しみも、どれ程か。
相手を憎めば済む話でもなくて、許せる気持ちも持てない。
知らない、分からない、想像しきれない。
本人にしか、当事者にしか、分からないものや見えない景色がある、そんなふうに私はいつも感じています。
私にできることは限られているし、何も出来ないことだらけだけれども、それでもその一瞬だけは心を寄せたり、相手の立場に立って考えてみたりすることは出来たり。それは大切なことだと思っています。疲れてしまう性格ではあるけれど、良いところだとも思えます。
良くも悪くも出来事は表裏一体で、紙一重のところで耐えて留まっている部分もあると思います。いつ落ちてもおかしくない、分からないような細い糸の上を、なんとかバランスを取りながら、ゆらゆら揺れながら綱渡りをしている。
私も、もしかしたら…同じことを…そんな思いさえあります。
全く知らない、会ったことも話したこともない、どんな日々を送っていて、どんな考えを持っているのか、知らない。
知らないけれど、なんとなく伝わる淋しや悲しさ、辛さや虚しさ。それを、ただの他人事として流してしまいたくはないのです。自分事として思える人が一人でも増えたなら、少しは生きやすい社会になるのでしょうか。
色々あるけれど、私は他人事とは思えないし思いたくないな、そんな気持ちでいます。
tomoko