トラウマがあるから前に進めない、というウソ

「トラウマがあるから前に進めない」
「トラウマのせいで動けない」

そんなことを聞くことがあります。
特に、
心理学を学んだ人や心理カウンセラー、心理セラピストの人は
何でもかんでも、トラウマに重点を置きすぎることがあります。

行動できない、辛い、苦しいのは、〝トラウマのせいだ〟、と。
うん・・。
確かに、そうだ・・。
トラウマが足かせになって前に進めなくなることは多いし、
トラウマが原因で、悲しみや苦しみを強く感じることも多いです。

そして、
トラウマを解消したり、
過去の辛かった出来事にくっついている感情を解放し、
浄化、昇華させることで、
心がスッキリきれいになることも確か。
効果は十分にあります。

それゆえに、
トラウマから解放するセラピーや施術をやってきました。
わたし自身がやってもらって、体験したこともあります。

だけど・・

「トラウマを解消しないと無理だ」
「トラウマがあるから行動できない」というのは、ちょっと違うのです。

トラウマ云々よりも、
もっともっと、大事なことがあります。

それは、、
自分を信じること。
未来を信じること。

無理、できない理由をトラウマのせいにする、というのは,
自分自身の力を、心底から〝信頼〟していないことになるのです。

トラウマのせいにすることで、
どこか、安心感を得ているんですよね。

「まあ、いいよね、このままで。」、と。

変化しないこと、現状を維持することを、
トラウマのせいにすることで
無意識的に、〝正当化〟しているのです。

トラウマがあるから前に進めない、というのは、ウソ。

信じてみようよ。
自分を、未来を。

信じないことを前提にするのではなく、
信じることを前提にする。

この、小さな心の変化が、未来を大きく変えることになる。

トラウマがあっても大丈夫。
できる。
前に進める。
乗り越えられる。

トラウマを解消するのは、
後ろに引っ張る力を少なくして、前に進みやすくするためのこと。

まずは、信じることから、始めよう。

信じられない、のではなく
信じると〝決める〟こと。(^^)/

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薬を使わずに、元気なココロとカラダをつくる

薬剤師・催眠心理セラピスト　大西智子

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