困ったこと、トラブルが起きたとき、心がスーッと軽くなる方法

こんにちは。薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

お仕事や人間関係で、何か困ったことが起きたとき、トラブルが起きたとき・・・胸がドキドキしたり、びっくりしたり。乱されるのは、「心」ですね。そんな、「感情のゆれ」が大きいときほど、冷静な判断ができなくなってしまいます。冷静さを失ったときの選択やとっさの行動によって、自分の望む未来とは違う方向に行ってしまう、なんてことは、よくある話です。望む未来から遠ざかってしまう、ということは、できるだけ避けたいものです。

感情が大きく動くときに、判断ミスや変な行動をとってしまうのは、特別に心に欠陥があるわけではなく、不変の心のメカニズムなので、どうしようもないこと。

判断ミスや行動ミスを防ぐために大事なことは、感情的になったときに、瞬時にニュートラルな心の状態(ブレない自分)に戻れるかどうか、ということ。

まずは前提に言っておきますが、どれだけ乱れたとしても、放っておけば自然に戻ります。仮に、数日、数ヶ月、という長期期間が必要だったとしても、誰一人、乱れた状態のまま、なんてことはありません。誰でも、回復に向かう。自然にまかせると、自然に戻っていく。

けれど、現実には、自然に任せていられないときもあります。

例えば、お仕事では、できるだけ早く冷静さが必要とされるときもあると思います。早く回復を求められるときもあります。心が混乱して、パニック状態になれば、いつもはミスしないことでもミスに繋がることだってあるもの。

お仕事だけではなく、日常生活で、思いもよらぬことが突然おきることって、あります。例えば、嫌なことを言われた、恋人にふられた、家族に問題が起こった、友人に問題が起こった、など。

自分にとって、関わりの大きいものほど、大切なこと、大切な人に関わることほど、心は乱れてしまいます。そうすると、不都合が起こってくるんですね。

一気に視野が狭くなり、自分のこと、目の前のことしか見えなくなる。
一つのことで頭がいっぱいになり、他に何も考えられなくなる
急に、不安や心配事、恐怖心が、芋ズル式にどんどん出てくる
何事も、ネガティブにしか捉えられなくなってくる

これでは、仕事にも人間関係にも、悪影響ですよね。こんなふうに混乱している本人に、「落ち着いて」「大丈夫」と言っても、それだけでは、全然落ち着けない、全然大丈夫って思えない、ってこともあるかもしれません。

そんなときは、「落ち着いて」と言うよりも、今起こっている出来事を、より軽く捉えたほうが有効なことも多いのです。

「あー、面白いことが起きた!」
「なんじゃこりゃ?変なの~♪」
「ありゃりゃ♪」
「ドラマみたーい♪」
「1年後、自伝書が書けるかも~♪」

ふざけているように思うかもしれないけれど、もうね、このぐらい軽くしていいと思うんですよね。軽く捉えたほうが心が楽だし、次に進みやすくなるし、心の回復がうんと早くなる。そして、自分のことや出来事を客観的にみれるようになる。
わたしたちは、必要以上に深刻になってしまいがち。多くの場合は、めっちゃ拡大されてることが多い。他の誰かからみたら石ころみたいなものが、本人には巨大な岩になっていたり、宇宙からみたら、ミジンコ程度のものが、本人には巨大なお化けみたいになっていたり。

まずは、その事実に気付くこと。そして、勝手に大きくしてしまった、心のの不純物を、もとのサイズに戻す。それだけで、心がスッと軽くなるはずです。

めちゃショックなことやムカつくことがあり、感情が大きく乱れることがあれば、一度試してみて下さい♪(^^)/

ではまた。(^^)v



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