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「その言い方、ムカつくんですけど。」 〜ムカつく相手との関わり方〜

「その言い方、ムカつく!」
「何で、そんな言い方されなくちゃいけないの!?」

世の中には、いろいろな人がいます。人を不快に思わせたり、トゲトゲしく人を傷つけるような言葉を発する人もます。物事を歪んで捉える人、悪が前提として物事を見る人、自分の利益を最優先にする人、自分が全て正しいと思い込んでいる人・・・いろいろな人がいます。

当然ながら、不快なことをよく言う人、嫌な人とは付き合いたくないですよね。プライベートの人間関係であれば、そういう人とは付き合わなければいいし、距離をおけばいい。しかし、仕事などで、嫌でも関わらないといけない時もあるかと思います。同じ職場の人、お客さん、取引先の人など、避けるにも避けられない関係もあります。1回限りの関係なら、まだいいですが、何回も関わらないといけない、毎日関わらないといけないような関係性だと、ストレスになってしまいがち。

ムカつく相手が変わってくれたらいいのに・・と思いがちですが、相手を変えることは非常に困難なことです。(ほんと、大変!)また、相手が変わることを期待することは、相手をコントロールしようとしていることでもあり、その期待が外れると(自分の期待している結果とは違う結果が得られないと)、気分がドーンと下がり、さらにイラつきが増幅することにもなりかねません。

しかし・・心の持ち方、相手への見方を少し工夫することで、ムカつき度合いをグッと減らすことができ、心に余裕を持つことができるようになります。

今日は、ムカつく相手とどう関わっていけばいいか、どういう心の持ち方で乗り切ればいいのか、を書いていきます。

1、同じステージで戦わない

ムカつく相手がいるとき、同じステージで戦おうとすると、めちゃくちゃ疲弊します!たとえば、嫌なことを言われた時、こんなことになっていませんか?

ケース1、「負けるかー!」と思い、感情的に反論して言い返す。
ケース2、傷ついたり、ショックな気持ちを、出さずに抑えて溜め込む。
ケース3、言われたことを、ダイレクトに間に受け、心が深く傷つく。

これらは、相手と同じステージで戦っていることになります。同じステージで戦うと、相手の強烈なネガティブパワーに負けてしまうことが多いです。ネガティブなエネルギーは、ポジティブエネルギーに比べて非常に強く、影響力があるからです。

嫌なことを言う相手と戦わず、ネガティブパワーから身を守るには、ステージをサッと瞬時に上げることです。

2、瞬時にステージを上げて、高い視点からみる

ステージを上げるというのは、ちょっとわかりにくいかもしれませんね。(笑) イメージとしては、神様目線でみてみる、という感じです。神様がいる、いないというのは関係なく、仮に神様のような存在があると仮定して考えたときに、ステージの高い神様目線でみてみる、ということです。

人間界(下界)でのやり取りを、上から客観的にみる。そして、神様であれば、どう捉えるのか、を考えることです。

たとえば、相手から「死んでしまえ!」と言われたとします。(極端ですが。このぐらいネガティブエネルギーが強い例でみていきましょう。(^^) 因みに、わたしはガチで何度も言われたことがあります。)

この時、相手と同じステージで戦うと、ネガティブエネルギーで、かなりメンタルがやられます。先ほど書いた、ケース1〜3に、どっぷりハマってしまうかもしれません。

ここで、同じステージで戦わず、ステージを上げ、神様視点でみてみます。肉体は相手と同じステージいるけれど、魂だけ、上に上がるようなイメージです。(幽体離脱みたいですね。w)  

まず、神様視点の意識を持った時点で、当事者の立場からスッと一瞬抜け出すことができるので、相手の言葉は、それほどは気にならなくなる、もしくは、感情の揺れが小さくなるはずです。

次に、神様視点で相手をみてみる。「ああ、未熟な人だなあ」「この人も、いつか成長して変わるときがくる」「多くの人から嫌がられて、この人も辛い思いをしている」「いい面が隠れてしまい、損をしているなあ」「とことん、人付き合いが不器用だなあ」「根はいい部分があるのだから、そこを育てたらいいのになあ」「やれやれ・・」

当事者視点でみると、ただただムカつくだけの嫌な相手であっても、神様視点だと、違うようにみえてくるものです。

3、ムカつく相手に、どう対応するか

では、ムカつく相手にどう対応するのか?というところですが、相手を変えようとしない、というところが重要です。人は誰でも、コントロールされるのが嫌なものです。そして、自分の思い通りには動かないものです。相手に期待をして、自分の思い通りにならず、余計にイライラしたり、嫌な思いをするのは、自分自身です。

その場の状況にもよりますが、相手に嫌なことを言われたとき、その言葉をそのまま返すことは、有効な手段の一つです。たとえば、先ほどの例でいうと、「死んでしまえ!」と言われたのであれば、「え!?死んでしまえ!?」「死ね!?ですか!?」と、ネガティブなエネルギーが乗った言葉を、相手に返すことです。

これで何が起こるかというと、〝言葉(聴覚情報)のミラーリング〟です。相手が、発した言葉について、改めて振り返るようになります。

たとえば、鏡の前に立つと、自分の姿が映りますよね。鏡に映った姿(視覚情報)を見て、もし、身だしなみが乱れてていたら、直すと思います。それと同じ原理で、同じ言葉を相手に返すことは、言葉(聴覚情報)を鏡のように相手に写す、ということ。ミラーリングにより、発した言葉を客観的にみる機会になるのです。

もしかしたら、「あ、ひどいことを言ってしまったな」「言い方が悪いな」「言葉が悪いな」と気付き、言葉や態度が改善されるかもしれません。ただ、相手の心の状態次第で、どう反応してくるかは、相手次第です。改善に繋がろうと、改善されなかろうと、こちら側が悩むことではありません。無理にどうにか変えさせよう、とすることは、結果として相手と同じステージで戦うことになります。戦いそうになったら、ステージをあげて神様視点でみることです。

言葉のミラーリングも、やってみるのはいいけれど、その結果は気にしない、というスタンスで行くと良いです。そうすれば、感情が乱れにくく、メンタルがガクッと落ちることもありません。

あとは、自分の気持ちを相手に伝える、というのも有効です。たとえば、「死んでしまえ!」と言われたとき、「すごくショック。傷ついた」というように、自分の心の状態を伝える、というのがポイントです。そして、気持ちを伝えた後の結果は、気にしないこと

相手に気持ちを伝えて、相手が何も変わらなかったとしても、自分や相手を責めないことです。「どうして、そんなことを言うの?」「「そんなこと言わないで!」というような、相手をコントロールしたり、変わってもらうことを意図しないことが大事です。

4、イラつくことも、傷つくことも、悪いことではない

イラつくことや傷つくこと、ショックを受けるようなことは、決して悪いことではありません。そのとき感じた感情をどう扱うのか?どう対応するのか?どうやって心をメンテナンスするのか?、ということが大事なのです。

嫌な経験というのは、後になってから役に立つことも多いものです。

あの時の経験があったからこそ、大切なことに気付けた。
自分がやりたいこと、創りたい世界がわかった。
苦しみを乗り越えた経験を誰かのために活かそう。
あの経験のおかげで、生きる道に気付けた。

辛いときや苦しいときには、わからないことですが、後になって、人生全体を眺めてみたとき、ある時、「あ!」と気付くもの。

その〝ある時〟がいつ来るのかはわからないですが、その時のために、今できることをする。目の前にある苦難や嫌な人に、逃げずに向き合って、戦わずにステージを上げ、心を整え、乗り越えて行きましょう。(^^)/


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薬を使わずに、元気なココロとカラダをつくる

薬剤師・催眠心理セラピスト 大西智子

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