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一緒に景色を形づくる 詩#3

膝を抱えて縮こまっているあなた

随分あなたの声を聞いていなかった

そばに行って触れると、驚くほどやわらかいあなた
そして泣いている 肩を震わせて


一緒に寄り添って近くに座って
あなたを覗き込んだ

曇りなく澄んでいる瞳
遠くを見つめている

一緒に近くに座ってその景色を感じる

しびれるほどの静寂のなか
こっちを呼ぶように煌めく水面

いつからこんなに眉間にしわを寄せて
景色を歪めて受けとめるようになったのだろう
固く 難く 変えられない今に
額を当てて目をつむるようになってしまったのか

小さく柔らかいあなたを肩に背負い
もう一度景色を見つめ直したい 形作りたい
変えられる未来を
 
私の肩で なんでもできると囁くあなたと

私の心のなかの小さなあなたと



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