フレームワークに頼る前に商品を買って使ってみよう
顧客の目線で考えましょう、顧客の立場になって考えましょう、といったことは新入社員になると当たり前のように言われる言葉。
顧客目線に立つための方法論として、ペルソナ、カスタマージャーニーマップ、ロープレ、その他たくさんのフレームワークなど、手段はたくさんあります。
どれも、ちゃんとやれば効果的だと思います。
当たり前だけど一部の人しか実践していないこと
顧客目線で考えるためにできることはたくさんありますが、時間もノウハウも必要なく、誰でも意識すればできることがあります。
それは、お客様の商品を買うことです。
以上です。
こんな簡単なことなのに、意外と実行する人が少ないなと・・・一緒に仕事をしている友人と話をしていて、飲み会の話題となりました。
簡単で、費用対効果は高いはず
例えば、お客様の広告を任せてもらっているのであれば、お客様の商品を顧客として買ってみる。自社のマーケティング担当であれば、自社の商品を顧客として買ってみる。
自腹だったとしても、高級商品でなければ高くても数万円で済みます。
それで、顧客視点にたって企画ができる、お客様と仲良くなれる・・・と費用対効果は非常に高いと思うのです。
そういえば、自分は社会人1年目に初めて受注したお客さんの化粧品を¥15,000で買ったな・・ということを思い出しました。1年目にしては高い買い物でしたが、そのお客さんへの提案は質が上がったし、その仕事は楽しいものに変わりました。(その時はそんなに深く考えていませんでしたが)
※自分は化粧品全く興味なかったですし、買ったのも初めての体験でした。
対象を好きになること(時には嫌いになること)
仕事において大切なのは、その対象に対して自分はどう思うのか?=感情を頂くことだと思います。
よく、お客さんに愛着をもて!と言われますが、全てに愛着をもつ必要はありませんし、無理です。
何なら嫌いになってもいいはずです。
大切なのは、自分がなぜその感情を抱くのか?という問いと向き合い、その感情をもとに思考し、企画・改善をしていくことなんだろうと感じています。
その感情を抱くために、「顧客or自社の商品を買ってみるという体験」が有効的だと考えています。
まとめ
まずサービスや商品を使ってみることから。
これこそが、マーケティングやUXデザインの小難しい方法論に頼る前に、誰でもできること。
自分も、もう一度、社会人1年目に¥15,000の化粧品を買った時の気持ちに立ち戻って、感情をもった仕事をしていこうと思います。
分析病、フレームワーク依存症にならないこと。
純粋な感情をもって、いつまでも仕事をしていきたいです!