戦略を考えられるマーケターが経験していることは何か?
上流部分を設計できるマーケターの採用をする時に、どんな経験を重視した方が良いか?
このような質問を頂くことが多いです。
ケースバイケースではありつつも、自分が大切にしていることはシンプルでして、
組織を動かした経験があるか?
これが一番大事なのではないかと考えています。
マーケティングの仕事は、戦略を描いたり、アイデアを出したりといった領域は一部であり、
・描いた戦略を組織に浸透させる
・部門調整をする
・アイデアの理想と妥協のバランスを調整する
といった仕事が大半を占めます。
なので、組織の力学とか、生々しさを理解していることが大事なのではないかと考えています。
具体的には、この3つの領域を経験している人が、マーケティング戦略を考える仕事で活躍しやすいと考えています。
1. PL計画作る→組織を動かす
売上トップライン伸ばした、利益率改善などの成果を出す経験を積む
予算策定能力、方向性の言語化、メンバーマネジメント方法に自分なりの工夫点がある
2. 人員計画策定→採用計画つくり実行→組織を動かす
人事制度を理解した上で、人を採用したり育成したりする経験を積む
※人員は外部人員を含む
3. マーケティングの年間予算立てる→組織を動かす
年間計画の策定と、1年間のサイクルを回す経験を積む
年間の計画を実行する中で、決まった施策を回すだけではなく、「新しいセグメントorチャネル発掘して、自分の仮説により事業成長させた経験がある」ことが大切だと考えています。