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自社資源を再解釈してアイデアやコンセプトをつくる考え方

1.アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
2.既存の要素を新しい一つの組み合わせにするには、事物の関連性を発見しないといけない

ジェームス・W・ヤング著「アイデアのつくり方」に書かれている有名な法則です。

アイデアのつくり方を読み返す中で、
「既存の要素を組み合わせるポイント」が自分なりに整理ができてきました。

その図がこちらです。

コアリソース・トレンド・アトラクターの3要素を組み合わせる視点をもつと、ブランドの独自性を反映させたアイデアを生み出しやすくなる

特定のブランド事例を読み解きながら整理してみましょう。

ニューバランス・990

ナイキやアディダスなどの強い競合が存在するシューズカテゴリーにおいて、売上・市場シェアを順調に伸ばしているのがニューバランスです。

2023の売上高は、年度比で23%急増し65億米ドルを記録したと報道がありました。(非上場企業のため公式ではない)

スニーカーの復刻版は、他メーカーも同様の仕掛けをしていますが、ニューバランスは非常に仕掛けが上手です。

代表的なのが、Made in USA. 990のモデルです。

1. コアリソース(ブランドの独自資源)
Made in USAで最先端技術を駆使したクラフトマンシップにこだわってきた歴史
商品ブランド990がMade in U.S.Aのフラッグシップモデル

2. トレンド(時代の空気感)
オフィスカジュアルの普及→脱フォーマル靴で履きやすさを求める動きへ
ファッション業界全体で、労働問題が顕在化→クラフトマンシップの見直し
ナイキやアディダスなどは中国での生産へ

3. アトラクター(顧客を魅了する体験)
The MADE in USA Collection

2022年の40周年のアニバーサリーイヤーに「990」の過去モデルが次々と復刻し、カラーバリエーションや素材変更によりコーディネートを楽しめるように。

Made in USAの生産体制 × クラフトマンシップ回帰 × 990のフラッグシップモデル・The MADE in USA Collection
=ニューバランスの優位性

ニューバランスの優位性を整理

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