独学力を磨くヒントの続き
※この記事はNewsPicksのトピックス「マーケティングの外から学ぶマーケティング」に書いた記事を、noteコミュニティ向けに要素を付け加えた内容です。
最近、生成型AIは「独学力格差」を生むのでは?と考えています。
現時点でも、かなり差が出てきていると感じていて、これからもっと大きくなりそうな予感です。
となると、「独学力を磨く」「自分で学ぶ方法を学ぶ」ことが大切だと考えています。
とくに、マーケティングの仕事は「新しいことを学ぶ」の連続なので、独学力を意図的に磨いていきたいスキルです。
ということで、今日はどうやって独学力を磨くと良いのか?をテーマに書いていきます。
「学び方の学び方」Learning How to Learn
独学力を磨くのに、ぜひ見ていただきたい動画があります。
世界中のオンライン授業をまとめ公開する「Courseraコーセラ」で「Learning How to Learn」というマックマスター大学とカリフォルニア大学が提供する有名な授業です。
授業のコースは長いので、TEDの動画をみていただくのもオススメです!
同じテーマで書籍も出されていています。
バーバラ・オークリーの授業・講演からは、如何に効率良く自分の脳を使い、集中したり、情報をインプット・アウトプットするのか?といった具体的な作法を学ぶことができます。
講義の中で、集中するためのポモドーロ・テクニックについても紹介されていて、自分は「効率良く学びながら仕事をする方法」を学びました。
こちらは関連のツイートです。
もう一つ独学力を磨く上でのヒントをご紹介します。
自分は独学力を磨く基本は「読書」だと思っています。
みんな何かを学びたければ本を読みます。
しかし、同じ本を読んでいる中でも、本から何を学び、仕事に活かすか?は人によって大きな差が出ます。
なので「どのように効果的に読書をするか?」の作法を理解しておくことが大事だと考えています。
本を読む本
自分が「効果的に本を読む」ために参考にしている書籍が「本を読む本」です。
本を読む本の内容を一言でまとめると、「1冊の本に書かれていることを鵜呑みにするな!」です。
いくつか読書の作法が紹介されているのですが、具体的な作法として「シントピカル読書」という方法が自分も取り入れているので紹介します。
同一主題について二冊以上の本を、比較・批評しながら読むことが推奨されています。
自分はこの読書法を学んでから、同テーマの本を2冊以上同時に購入して比較する習慣をつくるようにしました。
これを意識するようになってから、本からのインプット効率は高まるようになったのと、仕事にも活かしやすくなった実感がああります。
本を読んでも身にならないケースとは?
逆に、本を読んでも、浅い理解で学びが閉じてしまうのは、下記の3つのどこかが欠けている可能性が高いです。
独学は、まず本を読むことが多いと思います。
なので、まずは「本の読み方を意識的に変えてみること」が「独学力を磨く」ために近道だと考えています。
参考:ChatGPTを使って読書を質を高められるはず
ChatGPTは学びのアシスタントとして最高だと感じており、上記の本の読み方もより効率的にしてくれると考えています。
最後に、自分がChatGPTを読書効率を上げるために試してよかったことをご紹介します。
ポイントは答えを聞くではなく「問い」や「批評」をするのに使うことです。
本を読む前or読みながら、ChatGPTと対話をして考えを深めます。
こちらはその時に使うプロンプト例です。(前提は自分で考えることは大事ですが、生成型AIに補助してもらうと思考効率は高まります)
ChatGPTに補助してもらいながら、問いを深めていくと、受け身の読書から能動的な読書ができるようになり、インプット効率も高めやすくなります。
まとめ
マーケティングの仕事は、抽象化すると、
・新しいことを学ぶ
・自分なりの仮説をつくる
・仮説を実行しながら、また学ぶ
この学の繰り返しで、独学力がないと成り立たない仕事です。
ぜひ、マーケティングのハウツー本を読む前に、
「学び方の学び方」
「本を読む本」
から独学力=自分で学ぶ力を磨いてみると、マーケティングの仕事自体の面白さも増すのではないでしょうか?
ここまでがNewsPicksに投稿した内容です。
コミュニティに入っていただいている皆さんに、もう少しで考えていることをお伝えできればと思います。