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マーケティングの仕事で重要なパートナー活用の作法について

マーケティングの仕事は1人は成り立ちません。当たり前ですが。

なので、周辺領域で専門性をもった人とのネットワークを築くことが大切であることを先日にツイートしました。

パートナーとつながった後の依頼が大事

一緒に働く仲間=パートナーを集めると同時に、課題やプロジェクトの要件定義が鍵となります。

この要件定義ができていないケースとっても多いと感じています。

よくあるケース。

自社のマーケティング課題に関する要件定義が曖昧な中で、とりあえずコンサルや代理店に依頼→動いているけどこれで良いのかわからない状態…イメージしている成果と違う…と頭を抱えてしまう(涙)

自分は、依頼する側とされる側の両方に立つので、日頃考えている「どのレベルで要件定義が必要か」「パートナーとより良い仕事をする工夫」を整理していきたいと思います。

まず、自分が参考にしている書籍と参考フレームからご紹介します。

誰も教えてくれない 計画するスキル

マーケティングの本ではないですが、マーケティングのプロジェクト整理の例も紹介されているのでイメージしやすく、実務に活かしやすい書籍です。

書籍の中で6R+α・全13の視点で要件定義を行う視点が紹介されています。

まずは、このフレームを使って要件を書き出すことから始めることがオススメです。

基本はこの6Rです。

■要件定義の6R
1. 状況(Real Situation)今(まで)、こうだ(った)よね
2. 問題意識(Recognition)これって問題だよね
3. 要求(Requirement)なので~をしたい
4. 裏づけ・仮説(Reason)なぜ、その解決策なの?
5. 今回のスコープ(Range of work)今回は何をすればいいのか?
6. 期待する成果(Result)どんな成果を見込んでいるの?

誰も教えてくれない 計画するスキルより引用
要件定義6Rの考え方

この6Rだけでも言語化されていると依頼されたパートナーは関われるのか、関われないのか、達成可能性がどれくらいなのかを判断することができます。

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