社会の重要アジェンダにスタンスがとれないマーケターではダメだと思った話
デンマークを訪れて、カルチャーショックを受けた話を書きたいと思います。
6/11~6/19の約1週間、デンマークを訪れて印象に残ったのが、現地の人と話をすると
「あなたは○○のトピックについて、どのようなスタンスをとっているのか?」
の意見が求められることです
○○というのは、
・グリーンエネルギーの活用に関して
・電気自動車の普及に関して
・日本で女性リーダーが少ないことに関して
など今後の社会を考える上での重要なトピックについてです。
マーケティングの仕事をしている、と自己紹介をすると、
・未来の社会をどのように考えているのか?
・その社会に対してどのような考えをあなたはもっているのか?
といった問いかけをされるわけです。
しかも、ビジネスの会話をしている中ではなく、訪問したホストファミリーからいきなり、鋭い質問がされました(そのファミリーのお父さんは生粋のビジネスパーソンだったので)
今回、一般家庭を訪問させてもらいまいましたが、家庭内の会話の中でも、サステナビリティや、そこに紐づく制作などの話は普通に出ていました…
あなたはどんなスタンスをとっているの?
役職とか、仕事の実績とか、そんなものは、デンマーク滞在中に一切聞かれることはありませんでした。
問われるのは、
あなたは、どのように社会や文化を捉えているの?
ということ、以上です。
デンマークは、産業の競争力ランキング、サステナビリティの取り組みに関する評価など、世界でもトップクラスの国です。
会う人全員が、企業の経営クラスでなくても、みんな当たり前にサステナビリティや、その関連する政策に関心をもっています。
下記は、デンマークがサステナビリティ評価で1位になったことが書かれている記事です。