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Z世代に受け入れられているブランドの特徴をトレースから理解する

Z世代に注目,Z世代に注目,Z世代に注目…

とメディアで騒がれていますが、結局のところブランドに求められる対応が何なのか?がわからない状態が続いていました。

Z世代に受け入れられているブランドの特徴は何なのでしょうか?

Z世代に受け入れられていると言われている、
1. オールバーズ
2. Discord

この2ブランドをマーケティングトレースする中で見えてきた発見を共有していきます。

オールバーズは、何がZ世代に支持されているのか?

オールバーズは、社会価値を打ち出し信頼を獲得しているブランドとして有名です。

「これは既存のマーケティングのブランド論では、なかなか考えつかなかった手法です。これまではブランドというと機能性・情緒性という分け方がありましたが、オールバーズの取り組みは情緒でも機能でもない、まったく違う視点に立脚したコミュニケーション。今の若い世代、とくにZ世代がブランドを選ぶ際のかっこよさの基準は、“きちんと未来のことを約束してくれているのか”。この動きが、消費の現場では既に起こり始めています。

消費者の方が(認証よりも)見る目が厳しいので、グリーンウォッシュなどの問題はSNSで告発されることもある。ブランド側が“なんとなくSDGsやっている感”を出すだけのマーケティングを行っていると、どこかで発覚してブランド価値を落とすという事例も出ています。ブランド側としても、広告で解決できる問題ではなくなってきているかなと」(廣田さん)

「オールバーズ」はなぜZ世代に支持されるのか?世界のSDGs動向

 「収益性とサステナビリティーに必ずトレードオフの関係があるとは思わない」。ブラウン氏はこう話す。「我々(オールバーズ)は、消費者が企業に対して、事業の中核にサステナビリティーを据えることをますます期待するようになっていることを分かったうえで、素晴らしい事業を構築し、素晴らしい商品を作ることに乗り出した。我々が証明しようとしていることは、我々のようなサステナビリティーを追求する企業が、他のどんな企業とも全く同じように評価され、扱われるべきだということだ」。

28億円赤字オールバーズのスニーカーはなぜ投資家を魅了するのか 

オールバーズのマーケティングトレース+ブランド構造整理

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