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ブランディング

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ブランディングのヒントをまとめているマガジンです。
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2019年10月の記事一覧

地方でSaaS導入支援会社を起業して3年、階段から降りられなくなった(前編)

私は階段から降りれなくなった。 体調が悪いわけではない。筋肉痛でもなく。 「行かなくては」 と思った。 しかし、私は階段が降りられなかった。その日の仕事は、会社のスタッフがなんとかしてくれた。 私は、 私が経営する、 私の会社に、 行けなくなった。 今となっては笑い話かもしれないが、当時は最高に死んでいた。 SaaSを愛し、中小企業を愛した私はSaaSが心の底から好きだ。そして日本の中小企業は、もっと好きだ。 2015年から2年間、クラウド会計freeeという

ローカルビジネスに必要とされる「最低限の」マーケティングについて

ブランディングテクノロジー・経営戦略室の黒澤です。 先日に業務提携を結んでいるWACUL様と共同研究レポートの第一弾を発表しました。 ローカルビジネスのマーケティング領域に関わる方々が、最短で成功するためのヒントを得られる内容となっています。 ぜひ目を通して頂けたら幸いです。 この共同研究レポートの背景について、こちらのnoteにてお伝えできればと思います。 ローカルにはローカルならではの成功パターンがあるローカルビジネス =特定の地域=特定の商圏内人口の中でビジネ

RPGに倣うカスタマージャーニーマップの描き方

PL的考え方とBS的考え方 ブランド全体のユーザーエクスピリエンス(UX)を考える時に想定のペルソナをおいて、AIDMA的な認知から購買、リピートへのステップごとにどのような体験をしてもらうかを考える事が多い。売上にコンバージョンさせて直結させるPL的な考え方UXの場合は王道である。 もちろんこれもとても大事ですが、今回お話するのはBS的考え方UXである。顧客ロイヤリティを高めて、少し長い時間軸でブランドエクイティを高めてBS資産を最大化するというコンバージョンに向けてU

湯河原チルアウト のなにがチルアウトなのか。高揚感とくつろぎの溢れる温泉旅館 TheRyokanTokyoYUGAWARA

本noteは前半のホテル紹介と後半のマーケティング(有料)の二部構成になっています。 このあいだの土日に行ってきた「チルアウトできる温泉旅館」が最高だった。って話をしてもいいですか……?  ここで言う「チルアウト」とは、 「高揚感とくつろぎが共存している」状況の自分に気持ちが向いているという、一種の自己陶酔を孕んでいる。 引用:"チルアウト"を言語化する のこと。 温泉に日頃の疲れを溶かして、人をダメにするソファに沈むように身を預ける。日常から解放される贅沢な時

¥300

働き手と共に創る「働きがい」が新たなブランディング要素に。

こんにちは! ブランディングテクノロジーの公式noteに寄稿をさせていただいております、山崎です! 企業の経営課題の解決に必要なコンテンツ制作業務を行い始めてから、様々なお悩みを経営者から伺います。伺うお悩みの中でもっとも多いキーワードの一つが、「採用」。もっと言うと、採用ブランディング。 この売り手市場の中で、いかにして自社らしさを伝えていくか…自社に興味を持ってもらうか…と、各社試行錯誤を繰り返しておられます。そうした企業の中には、社内や従業員向けに様々な取り組みを行