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許すまじ!「反撃能力」を巡って立憲攻撃の偏向報道をする東京新聞と産経新聞

 野党が真っ当なことを言うと、リベサヨとネトウヨという日本二大極悪勢力が左右双方から挟撃されるのが、この国の常だ。
 しかし、まさか『東京新聞』と『産経新聞』とがこの問題で組むとは思わなかった。
 何の問題か。今話題の「反撃能力」である。
 立憲民主党党員である私のSNSやブログ、noteの読者の皆様はご存知の通り、立憲民主党は反撃能力保有には反対の立場であるし、それは私も生長の家の信者として「武備に国費を要し、教育費は削られ、俸給は縮められ、民に生色なく、国に寧日なきは当然である」という住吉大神の神示を信じていることもあり、全面的に党の方針を支持している。
 ところが、だ。この立憲民主党の立場を曲解するマスゴミが登場した。
 試しにここ一日で出たニュースサイトの見出しを拾うと、次のようである。

【NHK】立民 反撃能力の保有 “先制攻撃のリスク大きく賛同できない”
【朝日】立憲「政府の反撃能力賛同できず」先制攻撃のリスク
【毎日】反撃能力「賛同せず」 長射程ミサイルは必要 立憲

【東京】敵基地攻撃能力の保有、条件付きで容認 立民が見解 政府方針には「賛同できない」
【産経】立民「反撃能力」玉虫色 政府定義には反対

 NHKと朝日、毎日の見出しは基本的に立憲民主党の立場を要約したものである。
 私はこれまで「安倍さまのNHK」や産経の社員と一緒になって仲良く黒川元検事長と麻雀をしていた新聞社が一番偏向報道は激しいと思っていたが、それは私の偏見であったようだ。
 が、東京新聞と産経新聞の見出しはなんだ。まるで立憲民主党が反撃能力を一部容認しているかのような印象操作をしている。
 東京新聞と産経新聞の反撃能力への見解は真逆のはずだが、立憲民主党攻撃では歩調を揃える。
 私が小学生の頃、偏向報道の代名詞と言えば朝日新聞であった。だが、中学生の頃から産経新聞が陸山会冤罪事件で朝日新聞と偏向報道競争を始めるようになった。
 私が高校生の頃になると、安倍政権が売国政策をすれば朝日新聞と産経新聞が揃って社説で称賛するに至り、さらに両者の社長は仲良く安倍首相に寿司をご馳走になり、社員も仲良く賭け麻雀をするようになった(元からかもしれないが)。
 もっともここ数年の朝日新聞は流石に政権批判をしないと「リベラル」の正体が政府の狗だと露呈してしまうと、少しは偏向報道を控えるようになったようだが、産経新聞はネトウヨ層に訴えるためか、偏向報道を加速させている。今や偏向報道の代名詞は朝日ではなく産経である。
 安倍政権が「あたらしい歴史教科書」を検定不合格にした時も、朝日新聞の記者が安倍政権の暴走を批判し、産経新聞社は『正論』で安倍政権を擁護して新しい歴史教科書をつくる会を攻撃するという「逆転現象」が見られた。ここまで来ると、どっちが右でどっちが左か判らない。
 挙句の果てには、2020年10月26日の朝刊で、産経新聞は一面で生長の家を名指しで非難するに及んだ。
 その理由は「朝日新聞に首相を諫める意見広告を出した」から、というもの。首相を諫めた宗教団体を攻撃するとは、一体いつの時代のマスコミなのか。しかも攻撃相手は保守系新宗教と言うオチ付きだ。
 そんな、最早保守では無く政府の狗に過ぎない産経新聞が立憲民主党に否定的な見出しを付けること自体は驚かないが、問題は「リベラル」「反政権」の仮面を被っていた東京新聞が同様の偏向報道を行ったことだ。
 東京新聞の望月衣塑子記者に至っては、Twitter上で「論理破綻の立民」「分裂した方がいい」とまで言っている。
 なお「立民」は立憲民主党への蔑称、「民民」は国民民主党への蔑称としても用いられる略称である。朝日や毎日が「立憲」を用い東京と産経が「立民」を用いているのは、非常にわかりやすい構図だ。
 望月記者は立憲民主党の立場について「先制攻撃に繋がる敵基地攻撃能力を認める」と述べているが、マスコミ関係者なのにデマを流すことに粕ほどの罪悪感も無いらしい。
 立憲民主党は明確に「先制攻撃となるリスクが大きい」と言う理由で反撃能力に反対することを明記している。
 また東京新聞の記事には「基地攻撃用と想定されるミサイルの長射程化」を立憲民主党が容認したと記すが、実際には立憲民主党が保有を検討しているのは「我が国島しょ部などへの軍事的侵攻を抑止し、排除するためのミサイルの長射程化」だ。デマも休み休み言え、と言いたい。
 望月記者と言えば、過去にネトウヨと一緒になってCLPイチャモン騒動で騒いでいた人間である。そんなに立憲民主党を攻撃したいならば保守速報のライターでもやると歓迎されることであろう。

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