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ERPを検討する人のために

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ERPの歴史②

前回ERPの歴史について説明をしてきたが、
ERPを導入するメリットについて述べたいと思う。
大きく分けて以下の4つだと思う。
1.統合データベースの実現
2.リアルタイムな経営の見える化
3.ベストプラクティスの実現
4.内部統制

それぞれ説明していきたい。

1.統合データベースの実現
→これまでそれぞれのシステムに持ってたデータベースをERPという一連のシステムの中に唯一待つことにより、各

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ERPの歴史

昨今システム業界では当たり前になったERP。
ERPの出現によって企業の情報システムは変革の時を迎えている。

では、そのERPの歴史を紐どいてみたいと思う。

そもそも企業での業務のシステム化が始まったのが、1970年前後。
高度経済成長期を終え、業務の効率化が叫ばれ始めた頃にそれは始まった。

当時は業務の効率化。
これがシステム化における最大のテーマであった。

まずは投資対効果の大きい会計

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業務システムのクラウド化について

昨今のクラウド化の案件の引合が増えてきたように思う。
以前はオンプレミス、クラウド両方で見積もってください、その上でメリット・デメリットを考えます。
これが当たり前だったが、今はクラウドファースト、クラウドデファクトで考えられてきた。

ではオンプレミスとクラウド、何が変わってくるのか

一言で言えば持つのか使うのかだと思う。

車で考えると分かりやすいかもしれないが
購入し自分で持つと、自由度は

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ERPを導入する理由③

では経営判断に貢献できるシステムとは、
どういうものが最適なんだろう。。

私の考えは、会計を中心に全体最適が出来ている(またはそれを求めている)システムだ。

当然ながら企業での活動は会計へ繋がっている。
会計でどんな分析をしたいか、どういう情報が取れるか。この目線を持って補助簿系、労務系のシステムを構築することが重要だと思う。
#IT #飛込み #営業マン #ERP #DXレポート #SIe

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ERPを導入する理由②

ではERPではなくてはいけないのか。
これの結論はNoだと思う。
自社開発のシステムだろうが、システムを使ってなかろうが前記事であげたヒト・モノ・カネ・情報の最適化が出来て、経営判断へ活かせることが出来れば良い。

重要なのは経営判断への貢献だ。
これをテーマに業務システムは考えないといけない。

その大前提を置いた上で、今の日本の現状を見てみよう。
管理部門の縮小、システム部門の属人化、働き方改

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ERPを導入する理由

昨今、DXレポートにて『2025年の崖』というテーマが話題になっている。
日本の企業の業務システムに対する警鐘をしたものだ。
クラウドシステム(ERP)を導入することが日本の生産性を上げるポイントの一つになると記載がされている。

今回は私がSIerとしてシステムに従事する中で感じるERP導入をする理由を考えてみた。

①自社開発からの脱却による人への依存脱却(ヒト)
②製品の高機能化による業務効

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