「書行無常」

藤原新也氏の作品は、「メメント・モリ」や「東京漂流」、各種放浪写真など、割合、好きな方だと思う。

オウムかサカキバラか、何かの事件で、土地や町など環境に左右されてしまう要因もあるみたいなことを書いてて、なるほど!と膝を打ったものだ。自然と人が集まってできた町は面白いが、予め行政が枠を作って人が住んだ町はヤンキーが多いし陰惨な犯罪も生まれやすいみたいな。

雑誌に連載した「写真」と「書」と「言葉」。日本の事件から、中国、インド、そして、東日本大震災まで。

個人的には、パフォーマンス・アートのような書やムダな文はいらないよ。写真だけで充分訴えることは可能なのに。書や文があるために、不合理、理不尽、矛盾、悲しみ・苦しみ、ラジカルさなどを予見させてしまうと思う。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。