【邦画】「ゴジラ-1.0」

Amazonプライムにて、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0(GODZILLA MINUS ONE)」を鑑賞。

舞台は、戦後間もない日本で、1954年のファースト「ゴジラ」(本多猪四郎監督)に繋がるかも。

しかし、ゴジラ(呉爾羅)が、下半身の肉が盛り上がってボコボコ、背中のトゲトゲが鋭く異様にデカくて、オリジナルと比べると、スマートぢゃないね。

それに、ゴジラがメインではなくて、主人公の青年・敷島(神木隆之介)の、戦時中のトラウマ克服の物語だね。

特攻隊で飛び立つも逃げ帰って来て、島でゴジラに襲われるが、手が震えて銃が撃てずに仲間を殺して、戦後、負い目を背負って死に場所を探す。襲って来るゴジラに、特別機に乗って特攻しようと思うが、自分と残された人のために死ぬよりも生きることを選ぶという…。

戦時中の特攻や捨て身の攻撃などを、間違いだと徹底的に批判するから、ゴジラとの戦いであっても、ヒューマニズム的反戦論をベースに、生き抜くことにこだわる山崎監督の考えだろう。作戦は、命令じゃなく志願制だし。

ラスト、ゴジラに飛ばされて死んだと思ってたヒロインの女の子(浜辺美波)が実は病院で生きてたことも繋がってくるだろう。2人で育てる捨て子の女の子に未来を託すみたいな。

ちょっと違和感を感じたゴジラだけど、俺は庵野秀明監督の私物化「シン・ゴジラ」よりは良いと思うし、いろんな解釈があるってことで。

ゴジラ・シリーズがAmazonプライムにUPされてるから観ようかな。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。