「本日の水木サン」

妖怪漫画家・水木サンのお言葉集。

もしも、悟りというものがあったら、“無”のような感じに浸ることができて、真に、「このまま別に死んでもいいや〜」と思える時ぢゃないだろうか。コレを読んでそんなことを思ったりした。

水木サンの言葉は、ナゴんで心がゆるみながらも、熱き血潮が沸くように、いろいろとヤル気が出てくるものばかり。やっぱり、激戦地ラバウルで左腕を失ったという死ぬか生きるかの悲惨な戦争体験を持つ人は、脱力感溢れる一貫した幸福感を持っており、真に強いものだと思う。

右腕が全廃の俺はシンパシーを感じるね。

「本当の幸せは、ボケるようにならんと手に入らないかもしれんね」
「屁のような人生」
「努力は人を裏切る」
「最近はね、働いているフリをしとるだけです」
「驚くべき記憶力と驚くべき忘却力が同居する」
「人間が考えているより、偶然の方が賢い」
「才能と収入は別なんですよ」
「仕事が好きだという成功者に時たまお目にかかるが、目の玉がつりあがって、どことなくオカシイ。勉強が大好きだという子供と同じように、そういう人間はオカシイのだ。僕は昔から、仕事をするのがイヤでたまらない」
「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさが大切」
「成功や栄誉を目的にして、事を行うべきではない」
「ビンボーっていうのは劣等感と無力です。金がないからビンボーになるんであって、金があれば金持ちになれるわけだから、あまり卑下しなくてもいい」
「漫画を描きながら死んでゆく、なんて大嫌いです」
「人生は、面白くなりかけた頃に寿命がくる」
「ゆるやかに進むことは、生を豊かにする」
「奇人は貴人。奇人変人には幸福な人が多い」
「なまけ者になりなさい」
「宗教人は、生きるのをしんどくする連中」

毎回、言うことが違って、何よりも睡眠を大切にした水木サン。こんな好々爺がいっぱいいたら日本もイイ国になるのにねぇ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。