【洋画】「卒業」

ということで、ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスの「卒業(The Graduate)」(1967年、マイク・ニコルズ監督)を観たぜ。

これもアメリカン・ニュー・シネマなんだよねー。

子供の頃、TVで観たと思うけど、ラストの有名な、結婚式の最中に、ベン(ダスティン・ホフマン)が、花嫁エレーン(キャサリン・ロス)を花婿から奪うシーンは、その後、いろいろとマネされた。

確かに、情熱的でドラマチックに見えるけど、その後、バスに乗った2人の表情に、衝動的にはなったけど、これから先、どうすれば…という戸惑いの表情が見て取れるねー。

キレイなままじゃ終わらない。情熱的な愛の未来は決して明るいものじゃないのだ。たいてい愛の寿命は短いし。結婚は、長く続いたとして、恋愛→習慣→我慢(金の為)→契約と移行していくものだしね。

ダスティ・ホフマン演じるベンジャミンが刹那的過ぎる。大学で勉強し過ぎて、卒業したら張り合いがなくて、空虚になちゃったのかしらん。両親の友達、エレーンのママのロビンソン夫人のシツコイ誘惑にも結局、断りきれずに乗っちゃうし。

それに、一旦好きなると、ストーカーに近いシツコさ。アレコレ根掘り葉掘りと聞き過ぎ。過剰にオシャベリな男は嫌われるゾ。

エレーンはちゃんとこれからのことを考えて、医学部の男との結婚を決意したのに。いくらなんでも自分の母親と関係のあった男はイヤだよねー。比べられそう(笑)。

俺だったら、いくらキレイでも歳上過ぎる女性はちょっとなぁ。あ、若い頃、あったなぁww。俺はロリコンだから逆、歳下の女性にいろいろと教えたい。もしくは、かしずきたい。

そう考えると、サイモン&ガーファンクルの哀しい名曲も合わない気がしてきた。ま、こういう青春の体験は誰にでもあるものだ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。