「ぼおるぺん古事記」

文字は原文に近いが、いつもの、ボールペンによるホンワカした独特の絵で興味を引かれる。

素晴らし過ぎる「この世界の片隅に」のこうの史代さんによる古事記・神代編の解釈。

有名なエピソードは入っているが、物語が、めでたしめでたしの一筋縄ではいかないものだね。美が醜に変わったり、善が悪に変わったり、情があったり残酷だったり、こんがらがる複数の長い名前を持ってたり。何で古代人はこんな複雑怪奇な物語を作ったのだろうか。多分、時の権力者に向けて、忖度して、後付けした部分も多いのではないか。

世界では、ヤハウェでもキリストでもアッラーでも、唯一絶対神なのに、列島は、まさに一木一草に大勢の神がいる。そして、それぞれ栄枯盛衰、常に変化している。コレが列島人と、その文化の特徴でもあるわけだ。

ワタシャカミサマダヨ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。