「呪物蒐集録」

呪物は、他人に対する恨みだけではなくて、自分の幸福を祈っても使われる。

自然を超えたパワーが宿るとされている物体なのだが、人間を模した人形が多いようだ。

肌身離さず持っていたとか、常に念じていたとか、呪物そのものよりも、他人が、想いが籠ってるのだろうなぁ、と思うことで、様々な伝記・伝承、都市伝説が生まれてくる。

知らないし何も思わなければ、呪物を手にしたとしても、何も起こらないもので、呪物の役割は果たせなぬものなのだ。

世界中に様々な呪物があるから、呪いというのは、人間の感情を代弁する最もたる行為なのだと思う。

やはり、日本人形が一番不気味に思えるね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。