「ナナメ読み日本文化論」

俺が考える日本文化とは…。
崇高な美があっても、欧米のように絶対的な美ではなく、儚くてすぐに醜に変化するものの中にこそ美を見出す。

汚れのないまっさらなものの側には醜くて汚いものが共存してて、常に穢れを嫌うために新しい領域への転換を準備している。

また、外国語には訳せないと思われる“イキ(意気)”、粋だね！のイキ、今だったら“カワイイ、イケてる”かな…ハッキリとした概念ではなく、明るさと暗さと静けさが共存して、そこに隠されたカッコ良さを解る、理解することをサイコーのものと考える文化だ。

さらに、外国から輸入したものをオリジナルを超える独自のものに作り上げることも特長だな。

現代日本で代表的な文化といったら、アニメにゲーム、ＡＶじゃないのか？

災害が多い国土なので、とにかく天変地異に対して諦めと我慢が身に付いてる。

俺的に忘れちゃならないのが、数多くの言葉の使い方を持つ素晴らしい日本語だ。美よりも先にそれを表す言葉が先に産まれたんじゃないかと思わせる。

一方、現代文化はコドモと甘えの一面もある。

個の力が弱く、集団を重要視するなんてのは、もうフツーにたくさん言われてきたことだけど、今回のコロナ騒動でもわかるように、民は、権力者は選挙で選んだのだから、何かをやってもらって当然と考えているが、諦めと期待の両方を持ってて、そもそも権力者の世界は民とは違うと考えているような気がする。

日本が好きというなら、少なくとも武士道、禅、遠野物語、菊と刀、陰翳礼讃、日本の思想くらいは触れた方が良いと思うけど、まあ、右翼は別にして、原始的に退行した頭の悪過ぎる(脳科学で証明されてる)ウヨにはムリだろうなぁ。