ミニマリスト本

最近、ミニマリストって言葉を知ったが、“物を減らす、物を持たない”スタイルで生活してる人を指す。

従来のように徹底的に消費し、過剰に持つことで生活を豊かにするのではなく、最低限の物と消費という、個人的な反資本主義、脱近代の人で、時にシェアして共産主義だったりもする。

俺なんか今、ミニマリストに近い生活をせざるを得ないわけだが(笑)、ミニマリストのスタイルを実践していくと、必ず意識が自分へと向かう。外の評価よりも、自分の満足を優先する。

身体を鍛えて(それも動より静のソレ)、ファスティングを実践したりして、少食になって反糖質で健康を意識する。

そして、過剰を嫌うストイックな生活を良しとして、精神も内なるものに向かう。

向き過ぎると、心の安定、つまりはスピリチュアルや仏教系の宗教、ヨガ、菜食主義…へと深まって行くものだ。

確かに物に固執しても絶対に満足はしないだろう。全ての欲望には限りがない。俺も昔は様々な物をコレクションしてた。脳出血で倒れてから、物への執着が以前の半分以下になったと思う。

好きな本や映画でも所有しようとは思わない。レンタルで充分だ。SNSに感想を書くことでアウトプットして自分のものにしてると勝手に思ってる。

本には、ミニマリズムを実践することで、自分の人生を、生き方を見つめ直すことと、その実践が紹介されてる。

ミニマリスムも一種の思想だと思うから、良いとか悪いとかの判断は人それぞれだろうけど、最近の俺には合ってるね。

そういうことで今はドンドン勢いよく“断捨離”して掃除してる。身体もだ。物を介しての承認欲求とは違うところにいたいし。

でも、ミニマリズムという型にハマったスタイルは好きくないので、自分なりにストイックな部分と貪欲な部分を持ちたいものだ。

“幸せ”や“豊かに生きる”という概念は、似通う部分もあるだろうけど、基本的に人によって違うと思う。

そういえば、スティーブ・ライヒやエリック・サティなどのミニマル・ミュージックも過剰な装飾を排したシンプルな音楽だから、コンセプトは同じだね。

何の役に立つの?という生産性よりも、めっちゃ好きで、気付けば気が済むまで続けてる。おおらかで、いい加減で、時に優しい…そんなイメージやね。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。