「寅さんのことば」

毎週土曜日、BSで放映する“寅さん”シリーズ、全49➕1作品は鑑賞済みだ。
先週の土曜日も、何気にTVを付けて観ていた。

いろいろと弱ってる気分の時に観ると、“寅さん”は面白い、というか、ホッと息を抜けるというか、これでもイイんだと力をもらえる気がする。健康な時に観ると、寅さんのモラハラ、パワハラぶり、自分勝手な態度にイライラしてTVから目を背けたくなる。

結局、“寅さん”って、日本の、典型的“バカ”を体現した存在だと思う。時に、強さを見せて頼りになったり、面白い存在ではあるけど、長く一緒にいると情けなくなって負の感情が湧き起こってしまう。

寅さんと言えば失恋だけど、きっと彼は童貞(もしくは素人童貞)だろう。

そんな寅さんの“名言”なのだが、俺が興味を持った言葉が入ってなくてちょっとガッカリ。目の付け所が違うのか。

「人生についてよぉく考えろって。ボケっとしてる間に、あっという間に骸骨になっちゃうんだから、人間は」
絶世の美女も死ねば醜い屍となっちゃうことにこの世の無情を感じる「今昔物語」だ。

「想ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ」

「女にふられたときは、じっと耐えて、一言も口をきかず、黙って背中を見せて去って行くのが、男というものじゃないか」


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。