「答えのない世界に立ち向かう哲学講座」

AIや空想と現実が融合し合うようなテクノロジーが産まれてる中で、最終的には全て認識の違いかも知れないけれど、人間は自分たちの主張によって社会が変わる可能性が全く見出せなくなった時、個人の内へと眼を向けて、真に人間的な存立の可能性を探る状態に踏み入っていくのではなく、新しい排外・攻撃的な一種の原始的な野蛮状態へと陥って行くのは何故なのだろう?

一時期はそれが資本主義の弊害の一種みたいに言われ、世界を二分する共産・社会主義に期待する論が登場し、資本主義は崩壊すると言われたが、もう数百年経つけど、崩壊する気配もない。それどころか、共産・社会主義のほとんどは資本主義に移行し、ただ独裁だけを残してしまった。

とりあえず格差と不平等という弊害があるけど、生産力を上げて、社会がどんどん豊かになっていくのが資本主義の仕組みであり、それは近代の人間の欲望を上手く発散させる多分、最も適した体制ではないだろうか。人間の基本は欲と闘いだからね。

資本主義とは違う、何か別のものが出て来る可能性は限りなく0に近い。後は宗教的な概念の世界か、回帰な伝統社会くらいしかないのかも。

今はコロナ禍で停滞してるけど、グローバル(一方で囲い込み)なレベルでは、世界全体がどんどん“豊か”になる一方で大きな格差・不平等があちこちで拡大するだろうね。AIもそれを加速させる方向に働くだろう。

レベル3の警報が出たら、すぐに止んだよ。↓

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。