【映画】「ゲット・アウト」

2017年公開の米国産サスペンス・ホラー「ゲット・アウト(Get Out)」(ジョーダン・ピール監督)。

アフリカ系アメリカ人の黒人青年が、白人のガールフレンドの田舎の実家を訪れ、そこで体験する恐怖を描く。

黒人青年が、GFに「僕が黒人だってこと、両親に話した?大丈夫?」と心配そうに聞くところでも、米国における、変わらない黒人への差別が根強くあるってわかるが、実は、GF含めて実家の両親、ファミリーとその友人らも、“黒人狩り”をやってるカルトな連中だったわけだ。

父親は脳神経外科医で、母親は催眠術を使う心理療法家。実家で雇ってる黒人も両親に完全に洗脳され働かされてるのだ。黒人メイドの女が作り物の顔みたいでめっさ気持ち悪くて草ww。

これまでもGFは街の学校で獲物となる黒人を見つけ、実家に招待してたのだ。

黒人青年は、気持ち悪いほど手厚く歓迎されて、両親が友人らを招いたホーム・パーティでも、いかに黒人が素晴らしいかを話されて、徐々に違和感を感じていく。パーティでは、皆で、彼を観察して、値を付けて入札してたのだ。

最後は、黒人青年が、GFとも両親とも闘って、殺しまくって逃げるのだが、結局、黒人が主役の正義の役だけど、旧来のレイシズムとそう変わらないね。立場が変わっただけで。逆レイシズムともいえるし。なんか違和感がある。あまり気分は良くないよね。

黒人監督ならではの、人種間の緊張を上手くホラーに転嫁させたとも言えるけど。

しかし、付録にいっぱい変更されたラスト・シーンが収録されている。何か忖度したことでもあったのか?あり過ぎだろって。

まあ、そんなこと考えずにエンタメとしては良く出来たホラーだと思うけど。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。