「にんげん蚤の市」

デコちゃんインタビュー集に続いてエッセイ。

何気ない女優の日常(何気ないといっても、ハワイに行ったり、骨董品巡りをしたりだが…)を書いているのだけど、ユーモアいっぱいの切り込み方で、好きな人、気になる人について、ちょっと斜に構えた感じで思ったように書き綴っている。
それでいて礼節を忘れてない。

演じる女優ならではの視点で見つめる人間に対する観察力は、筆力もあって、けっこう面白く読めた。

小気味良くサバサバとした男勝りの性格を感じさせ、デコちゃんが演じた映画「放浪記」の林芙美子を思い出す。

多分、書いた時は老年だと思うけど、歳を全く感じさせないね。

地元の図書館に、まだエッセイがあるようなので読みたいね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。