「未解決事件19の謎」

ブックオフで見つけた懐かしい文庫。昔、「世界の不思議」みたいなシリーズを数冊読んだと思う。

80年代のものだから、もしかしたら未解決事件も解決してるかもしれないが、読み物としては面白い。

我々の世界は、全てが白日の下に晒されているわけもなく、かといって陰謀溢れる暗闇の中にいるのでもなく、多分、その中間で、ハッキリとさせたい、いや知りたくないと四苦八苦してるわけだ。そして、日々、謎は生まれている。

予測はできるけど、当事者が死亡したことで、永久にわからなくなった事案も多い。人間の思考は、実は簡単明瞭であることも、複雑怪奇にしたがるものだからね。

ギリシャの哲学者で快楽主義者のエピクロスのように「世界は偶然だ」と考えるか、いや、絶えず運動してる原子論を唱えたデモクリトスみたいに「世界は必然だ」と考えるか。

所詮、他人のことなんてあずかり知らぬことだから、とにかく楽しませてくれればそれでいい。

イギリスに飛んだルドルフ・ヘスに替え玉論があったんだなぁ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。