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新型コロナでビジネスが変わる

 新型コロナウィルス感染症により、初の感染症による非常事態宣言があり、2020年はあらゆる面で自粛の年となっている。
「ステイホーム」「おうち時間」などと言う言葉が蔓延し、人々の消費・購買意識の傾向は確実に変化した。

『コロナで世の中は10年進んだ』と言われているように、コロナ禍が終わったアフターにおいても元に戻ることはなく、新たな市場が求められると考える。

コロナで支出が減って、価格破壊が起こるのか?

答えはNO!

おそらく支出先を絞る傾向じゃないかと思う。

日常の支出は確実に減らしてくる傾向で、頻度は低いけど「特別」には財布の紐が緩む可能性は高い。

購買傾向の変化は時代の変化と共に起こっている。

 高度成長期においては購買傾向は階段式で「いつかは一国一城の主」と言う意識で、ある程度の勤労期間を経てマイホームを買ったりと段階のある購買傾向であった。
 しかし、バブル弾けて平成に入ると階段がなくなり、それまでは「身の丈に・・・」などと言われていたものでも気に入ったり、納得した段階で買う傾向になった。
その先にインスタ映えなる言葉も生まれて、承認欲求と共に、それを満たす購買傾向になった。

コロナ禍を経てどう変化するのか?

インスタ映えへの意識はいずれ収縮すると思う。
内容や実質は違えど、写真だけで良く見せる手法は元々飽和してるのもある。
その内容や実質ってところの満足度を求める傾向になると予想してる。

「モノ」より「コト」

元々、ここ数年で「モノ」から「コト」にシフトし始めていたが、世の中の市場はやはりモノづくりに支えられているが故に、「モノ」に必死で引き留めてた。

コロナで「モノ」を買っても使う機会がない(買いにも行けない)ってのと、「コト」が自粛制限で出来ないストレスって要素が重なって、『コト」に加速する可能性が高い。

「コト」においての差別化

市場競争をするのに必ず差別化が生まれる。

その差別化に今までは「モノ」を対象にしていたから、いかにインスタ映えするかがキーポイントになっていたが、これからの対象は「コト」。

見せ方ではなく、内容など実質的なところの差別化が必要となる。

それが「特別感」って設えである。

自分だけの・・・自分しか知らない・・・特別に・・・。

承認欲求の次は『選民意識的』なものが来るのではないかと考える。

インスタ映えでなくなるからSNSは使わないのか?と言ったら、それは違う。
むしろ、選民意識的なものは"自慢してナンボ"であるので、まだまだSNSは利用されていく。

コロナ禍でSNSの影響力は以前より増しているので、写真で魅力を伝えるテクニックは必須である。

それにプラスして、あなただけ、特別に、という設えをしたところが市場において強者となるのではないだろうか。

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