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フランス高校生活②Percent 2023✨

こんにちは、今回はPercent2023について書いていこうと思います。

Percentとは?

percentとは、フランスの高校のterminal(高校の最終学年)の生徒で行われるイベントです。

私は、日本で高校2年生、17歳です。
本来ならフランスでも高校2年生の学年にあたる年齢なんですが、どういうわけか高校3年生に在籍しています☺︎(多分誕生日が9月だから少し複雑だったのかなと思います、)

だから本来なら高3しかできないこのイベントを体験する機会はありませんでした!
これもなんかの縁なのかな。☺️

というと、留学初期、日本から一緒にきてた留学生達(ほとんど高3)はだいたい下の学年の
高2か高1の学年に入っていましたそのなかで自分だけ年上の学年に入って、これからついて行けるか心配で、ホストファミリーにも相談して学年を変えるかずっと迷っていました。
10月後半くらいまで高3の学年でやっていくかどうか迷ってた笑
最終的にこの学年で頑張るって決めました!

この選択、本当に正解だったと思います!
percentもそうだけど、イギリスへの修学旅行(5月)や哲学の授業、大学入試の様子を経験できる(できた)


ちょっと話がそれましたが本題に戻します。

parcentは人生に一回のイベントなので日本でいう成人式みたいな存在。

いつ?

バカロレアは複数回に分けて筆記、口頭試験などが3月ー7月にかけて行われます。
最後の試験の日から大体100日前に「percent」の日が設定されます。📅

percentの定義


私のところでは3月8日水曜日でした。水曜日(いつも午後は授業がない)に行われました。午前中の授業は、先生たちの協力でなくなりました。


何をするの?

deguisement(仮装)をして、交差点で車に声を掛けて1ユーロなどのお金をもらいます。そのもらったお金を使って、バカロレア前の最後のsoirée(パーティー)をみんなでする、という流れです。

大体早朝から、交差点で場所取りをしながらお金集めをします(「お金集め」て言うとなんか響き悪い笑 募金、、?)

最初詳細を聞いた時、「交差点でお金集め、、!?なんじゃそりゃ」って感じでした。
衝撃的でした。

ちなみに地域によってしているところとしていない地域があり、またパリなどの大都市は行われてないそうです。だからお金集めをしている最中にこのイベントの存在を知らない人も多くいました!

みんな1ヶ月前から何に仮装するかなどのパーティーの場所とかを話していました。

コインがない🪙💰

交差点で車に声をかけてお金をもらう
その流れなんですが、キャッシュレス決済が浸透してきて現金を持っていないという人が結構な数いました。

そのため一部の学生(私は知らない)は、
クレジットカードの機械を持ってこのpercentをしたりしている人がごく稀にいるみたいです。ちなみに個人がその「機械」を使ってお金をもらうのは「違法」です。そのため警察がたまに交差点を見回っていました。🚨


みんななんの仮装するの?🎭

こんな感じでアニメのキャラクターとか色々。

マリオとかポケモンに仮装してる子がいて日本の文化がすごくフランス人の生活に浸透していることをあたらめて実感しました。人生一回のイベントの仮装に日本のキャラクターを選んでいるのをみて勝手に感動🥹笑

私は仮装でもなんでもないけど、浴衣を着ました。ヒートテックを下に着て色々対策したけど、とにかく寒かったです🌬
天気は雨と強風で、最悪。😓
みんな早朝から始めて、夕方までやった人もいるみたいだけど大体はお昼過ぎでお金集め終わってました。私もお昼すぎで大雨降ってきて終わりました☔️

パーティーにかかる費用は一人10€程度で集めたお金で賄うことができました。残りは人数で割ってお小遣いに。(実際の考え方は仮装にかかったお金として考えるみたい、私は買ってないので実質お小遣い笑)


お金集めのあとはパーティー🥳!

先ほども書いた通り、集めたお金で
「テスト頑張るぞーーー!」という気合いも込めてクラスでパーティーをします。日本の学校では焼肉屋さんなどでクラス会というものが存在しますがフランスでは、それがパーティーになります😆 

フランスの一般的なパーティーは、大体20時から始まります。
集合時間は一応20時と言われますがみんな大体時間通りには行きません。あえて遅れて行きます。これは文化らしい。

この日のパーティーでクラス全員が集まったのは21時過ぎ笑。

クラスメイトがライト🪩とスピーカー🔈を持参してくれて、部屋はまるでフェスみたいな状態。みんな音楽にのって踊ったり歌ったり。パーティーの定番曲とかが大体わかってきて楽しかったです。フランスのパーティー定番曲たちは日本の歌にはない魅力があって好き。同じ立ち位置の日本歌手の歌を考えた時、WANIMAのシグナルとかしか思い浮かばない。アップテンポで盛り上がる系の曲を私が知らないだけなのかもしれないけど笑



「日本の曲流して!🇯🇵」って言われて、WANIMAのシグナル流してきました🎶友達に前「ありがとう」って言葉を教えたのでちょこちょこ歌詞で「ありがとう」って出てきて理解できるのが嬉しくてすごい喜んでくれました(^^)

お酒🥃

同級生が基本的に18歳なのでもちろんお酒もその場にありました。なんか日本で直接みたことがないからこの表現で合っているのかわからんけど、いわゆる「コール」みたいなのを一部の人が叫びながらやってました😂
「ともかー!!」って呼ばれてそのお酒を飲め飲めコールされたけど全力で無理!!!って断って乗り越えました👍はっきり断るの大事。


途中から一部の子が酔っ払ってきて、よりハイテンションになってました笑

水曜日は平日。ということは?

このパーティーは水曜日の夜にありました。

水曜日の夜。
そう次の日、木曜日は8時から学校。

フランスのパーティー(学生)は、その会場でマットレス引いて夜そのまま寝ることができます。もちろん選択制で強制ではありません。
でも私は次の日学校で遅れたりしたら大変なので24時前に家に帰りました。
一部の会場で寝た子たちは、朝部屋の片付けもしないといけなかったので学校に着いた時にはへとへとでした。

ちなみに会場で寝た子たちが寝床についたのは3時半らしいです。そして6時半起き😹😹

授業中に朝ごはん🌞

朝ごはんように買っていたクロワッサンが大量に余ったみたいで、そのまま学校に運んできてくれて理科の授業中みんなで分けて食べました🥐先生も食べてました👩‍🏫
同級生たちにとっては、些細なことなのかもしれないけど先生も生徒も授業中に普通にクロワッサンを食べている状況がすごく不思議に感じました😺

写っているのは先生。右手には🥐。


もちろんその木曜日はみんな寝不足でした😪
なんとか木金乗り越えて週末!

最後に

長い文をここまで読んでくださりありがとうございます。日本の受験生がもしpercentをする機会があったらテストの100日前じゃなくて1年前に日付を設定しそうだなと思いました。

人生に一回のイベントpercentを運良く体験することができて本当に良かったです😽🧡

フランスの高校3年生の受験に対する雰囲気は次のNoteで学校のシステムの違い等含め、改めて書こうと思います。

ではまた!🫰🏻💚 À bientôt !





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