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2022年11月23日~12月11日 最近のこと

近況
最近は生活リズムが乱れがちで、調子が悪い日がそれなりにある。本は注文し届いているものの、あまり小説が読めない日がまだ続いている。フィクションを摂取できないのは自分にとってはなかなかつらいが、じっと耐えている。海外小説アンソロジーがまた増えてきて、棚をちょっと増やさないといけないみたいだ。

『ひもてはうす』
ショートアニメ『ひもてはうす』を見る。四度目の鑑賞かな。このカオス感、テンポの速いギャグ展開が心地よい。やはり6話の急なシリアス展開とラストのひっくり返しが好みだ。各話タイトルとEDが名作アニメのEDパロディになっているのが面白い。紐手こころさんがマイフェイバリットキャラクター。各種サブスクリプションにキャラクターソングやOP、ED曲があがっていると思うが、特に紐手こころさんと猫のえにしのカップリングソングがエモい。本編では作中の謎が結局解かれなかったものの、伏線も一応張ってあり、わかるようなわからないような……。

『幸腹グラフィティ』
読書会のために川井マコト『幸腹グラフィティ』を全巻読み返す。家族関係や友人関係の変化、登場人物の精神的な成長に重点を置きつつ、基本コミカルにきちんとエンターテインメントに徹していて楽しめる。食事のシーンと物語上の展開が密接に結びついており、「あの食事のシーンはこういう展開だったよね」というのが思い出しやすく、印象的である。前述のように、基本はコミカルで、シリアスにするところは真摯に向き合う、といった姿勢が好ましい。やはり高校編の屋上のおにぎりのシーンとラストの焼肉のシーンは特に印象に残っている。あそこは感動してしまった。好きなキャラクターを一人あげるとすれば、きりんかな。子供っぽいところと、不意に見せる大人っぽいところのギャップとが面白いし、素直に可愛いと思う。主要登場人物三人の関係性も興味深い。三人いるが、その中で二人でしか言えないこと、三人じゃないとできないことなどがきちんと書かれていて良いと感じる。そして、三人が成長するにつれ自立心を獲得していこう、自分の道を進もう、とするところも納得感がある書き方をされ感心する。読後思ったのは、この三人がお酒を飲めるようになって飲み会をするとき、どんな感じになるのかな、ということだった。多分町子さんのところで料理を作ってもらいつつ宅飲みするんだろうなぁ、とか。

その他マンガ・ライトノベル
kindle unlimitedに入っていた『ばっどがーる』の1巻を読む。女の子が可愛くて、コメディもそれなりに面白くて結構良かった。そして同じくキンリミで講談社ラノベ文庫のとある作品を読み、何とも言えない感覚に襲われる。その後に人から色々と直近のライトノベルについておすすめをいただいたので、そのあたりを読んでいきたいと思う。あと、読書会のために『丘の家のミッキー』1巻を再読する。やはり少女小説の古典的名作ということで、読んでいて心地よい。主人公の未来が基本的に素直ないい娘で、読んでいて良い意味でストレスがない。ここから家族小説、青春小説、ヨット小説的展開になっていくと思うと、再読が楽しみである。6巻のあそこの展開が好きなので、そこも楽しみにしている。


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