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【友探し】友達いそうで、いない人の話

大人になっても、いや、大人になったからこそ?意外と友達いない人が多いように思います。アンケートをとっても、友達いないと書くのが恥ずかしい人もいるでしょうから、実際はアンケートの数字よりもやや多めなのではと予想しています。

比較的新しい2019年調査のこちらのDRESS会員調査(https://p-dress.jp/articles/9791)によると「いない、わからない」と答えた人が6.1%。ちなみにこちら調査に参加された人の大半が女性です。

さらに古いデータですが、人間関係についてより詳しく調べた何でも調査団(https://chosa.nifty.com/relation/chosa_report_A20121123/)によりますと、なんと大人になっても自信をもって親友がいる人(相手もおそらく自分のことを親友と思ってくれているであろう人)は47%と半数しかいません。

人間関係が煩わしいから、友達なんていなくていいと言う方もいるようですが、そうゆう方はそもそもこの文章を見ていないと思います。

一方で、友達沢山いそうなのに、いないという人は意外とよく聞く話。
林真理子さん著作の『東京 Hayashi Mariko Coll』という文庫本に収められている“東京の女性”という短編に出てくる中高年女性がまさにそのタイプで人物像がわかりやすく描かれていました。

・競争心(または劣等感)が強すぎる。
・自分だけ姫様(殿様)扱いされたいという欲求が強い、または特別だと思っている。
・プライドが高く、ついカッコつけてしまう。

誰もが多少なりとも持っている要素だとは思いますが、この3つの要素が同時に物凄く強いと、周りから疎ましがられるし、周りの人を疲れさせてしまって友達が出来にくい気がします。

あと大人になってから意外と大事なのが経済状態と育ち。あまりにも違い過ぎると、どちらかがどちらかに合わせて負担になったり、ちょっとした発言が相手にとって自慢話と捉えられかねない危険性が高くなるような気がします。育ちはもはや異文化交流と心得ればなんとかならないこともないし、どんな生い立ちでも信頼できる人は信頼できて尊敬できるのですが、大概はやはりあまりにも違うと思わず距離を置きたくなることも少なくないと思います。

さらに自由になる時間が合うかも友達作りで重要なポイント。特に女性の場合は大きい気がします。例えば専業主婦とフルタイムで働いている場合では空いている時間が真逆で、周りの人の協力を継続的にうまく得ない限り物理的に遊びにくいというのがあります。それに、そこまでして会いたい相手かな?っていう思いが関係の持続につながらないこともあるでしょう。

そんなこんなで、意外に友達、特に自信を持って親友と呼べる人がいる人が少ないのかもしれません。

こんなことばかり言っていると私も先の中高年女性に似たところがあるような気がしてきました。気を付けなければ!やっぱり、気が許せる素敵な友達を見つけるって至難の業のような気がしますし本当に貴重です。

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