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Makerのためのワンダーランド 「百円均一ショップ」

いたるところにある便利なお店、そう、「百円均一ショップ」

micro:bitやhalocode、arduinoやraspberry piなど、マイコンボードを使って何かを作るとき、材料を集めるにはホームセンターではちょっと高いけど、

百均だったら手軽に欲しいものを手に入れることができます。

今回は百均の魅力、特にMakerの視点から見た魅力に迫りたいと思います。


百均でMakerが揃えられる材料

百均で揃えられるもののうち、特にマイコンボードなどと組み合わせるためのものとして揃えられるものは、大きく分けて下の3つです。

1.文房具・工具類

2.布や小物など、裁縫道具と材料

3.ダンボール、紙、箱、プラスチック製品などの工作材料

さて、それぞれ見てまいりましょう。


材料1:文房具・工具類

文房具は一揃え買うことができます。例えばのりやハサミ、簡単に紙を加工するための文房具は一つ100円で購入することができます。また、工具類に関しても庭仕事用から、精密工具まで、たくさんの種類を取り揃えています。

この中で最もおすすめなのはなんといっても

グルーガン(ホットボンド)

固形の糊を熱で溶かして、くっつけたいところにつけ、冷ますことであっという間にくっついてしまう。ちょっとやけどに注意をして使わなければいけませんが、簡単に立体的な接合を可能としてしまう便利アイテムです!

一家に一台!グルーガン!と叫びたいほど便利なものが、なんと、400円程度の本体と100円のカートリッジを合わせれば買えてしまう!そんな便利な代物です。


材料2:布や小物など、裁縫道具と材料

これも簡単に手に入ります。多種多様な毛糸から生地まで。手芸専門の雑貨店に行くよりも、たくさんの種類から、安価に材料を手に入れることができます。

その中で最もおすすめなのは、

テープ付き面ファスナー

です。裏面にテープが付いている面ファスナーは一時的にくっつけたり、取り外したりができるようにしたいものにバッチリ使えます。

例えば、よく使っていたのはmicro:bitとその電池ボックスの接着で面ファスナーを活用したり、自分で作ったバンドとmicro:bitを面ファスナーで着脱可能にしてやることで、プログラムを書き込む試行錯誤をしやすいようにすることができました。

テープ付き、というところが「技アリ」な一品です。


材料3:ダンボール、紙、プラなどの工作材料

また硬い紙やボール紙でできた箱などの工作材料も手軽に100円で仕入れることができるのも百均の強みです。

その中でも最もおすすめなのは、

パンチングボード

有孔ボード、ともいわれますが穴の空いた板のことです。穴を活用して電線を通したり、電池ボックスを隠して見えないようにしたり。

マイコンボードを固定させたり、装飾のLEDをつけて電飾にしたりと、様々な活用方法があります。


百均を題材にみんなで遊ぶとしたら?

マイコンボードと百均アイテムを組み合わせる遊びは、いろいろつくってやってみる「試行錯誤」を行える学びともいえます。

では、百均を題材にして遊ぶとしたらどんな遊びのルールをつくったら面白くなるでしょうか?

いままで、プログラミング教室などで実践してみた例から考えてみると下の3つが思い浮かびます。

1.工具以外で、一人装飾に3アイテム。予算を決める。

2.用途は無限大。アイテムを改造する。

3.マイコンボードでできることと融合させる。


ルール1:一人3アイテム

一人あたりのアイテム数を限ることで「工夫」が必然的に起こるようになります。もちろん、百均は安いので思う存分、完璧にまで材料を揃えられるのですが、限られた材料の中で工夫するほうがプロジェクトは面白くなります。

制約のなかでこそ、創意工夫は起こりますよね。


ルール2:アイテムを改造する

キッチンアイテムだからといって工作に使えないわけではありませんし、掃除用具も面白いアイテムに変わるはずです!

百均のアイテムだからこそ大胆な改造へのハードルも低くなります。

いつもはなかなかできない、思い切った改造をしてみましょう!


ルール3:マイコンボードと融合する

マイコンボードでできることは限られています。しかし、百均アイテムを組み合わせることによって、よりインタラクティブでオリジナルな、アート作品へと仕上げることができます。

つくって、こわして、くみあわせ、融合すれば面白く!


今回はMakerのワンダーランドとしての百均をご紹介しました。みなさんもぜひ、お近くの百均に遊びに行ってみてください。


ただ続けることを目的に、毎日更新しております。日々の実践、研究をわかりやすくお伝えできるよう努力します。