整理整頓が得意な人は努力が得意な人

 私は苦手なのですが、整理整頓が得意な人は習慣だったり日常における前頭葉に負担をかけないようなシステム構築作りが生まれたながらにして上手いです。ビック5理論という心理学の理論の誠実性という項目があります。誠実性の高い人の記述によくあるのは物事が整理整頓されているというものです。そしてこの誠実性を構成するサブファクターに秩序性という項目があります。これが高い人は何か物事が整っていること、決まっていること、秩序的であることに安心感を覚えます。行きすぎると潔癖症のような強迫性障害に悩まされますが整理整頓ができているということは前頭葉の認知資源(1日に選択できる回数は限られているらしいです)をうまく利用することができるのです。今はSNSなどで枯渇しがちですが認知資源が枯渇すると酒を飲んだように判断力や知能が低下したりします。 

 物の断捨離ができるということは不必要な可能性や世界線の放棄であり、不要な枝を剪定し重要だと思う枝分かれした世界線にエネルギーを注ぐ、そのようなことが自然とできる人です。またこのような人は習慣を作り出すのも上手で秩序的に、何かを達成するのに適する整った環境を作り出したり、未来のことが決まってないと落ち着かないので、計画を入念につくる傾向にあります、そのため習慣的に自分の達成したい目標に向かって志向することができます。習慣というのは過去10日間を振り返ってみたときにルーティン的に繰り返していた日々のことでしょう。それが目標志向的であれば自然と気付いたうちに目標が達成されており、また何か達成するのには長い時間がかかることを他の人と比較しても、人生の最初期に知ることができるのです。

 これらのことから整理整頓ができる人は努力と呼ばれるような目標達成のプロセスが得意で、それは乱雑で散らかった不誠実な人が整理整頓をすれば努力出来るようになるというより、ある程度は遺伝的な脳構造に起因していると思われます。(真似には効果がありますが継続性に不安があります)よく世間的に言われている、仕事ができる人は整理整頓ができるというのは因果関係に若干の語弊を持ちつつも正しいということです。

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