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現代戦争をマクロ視点で考える


僕らは教科書で一次世界大戦はサラエボ事件がきっかけ、と教わったが、それはあまり正しくない。

ビスマルク体制が崩れて、タンジール事件等々が起き、10年くらい予兆があって、サラエボ事件が後押しして、人類初めての世界大戦が始まる。

しかし、誰もが戦争をしてもメリットがないと考えていたので、戦争なんか起こると思っていなかった。

しかし、戦争は始まる。でも、ここでも戦争が始まったらどの国も利益にならないから、誰もがすぐに休戦になると思っていた。

しかし、この戦争は4年も続き、初登場した機関銃と空爆であっという間に何万人と死に、それを回避するために塹壕戦になり、何百キロものトンネルに各国の兵士がこもり、毒ガスと寒さと病と飢えで死んでいき、2000万人もの死傷者が出た。

で、ウクライナ戦争を考えてみる。

この2022年に誰も侵略戦争なんて起こすとは思ってなかった。

でも、ロシアとウクライナの関係はクリミア侵攻から8年、両国は紛争状態だった。
そしてNATOの拡大。そのだいぶ前の、核大国だったロシアとの協議でウクライナが核を放棄したこと、、、

諸々、日本に置き換えて考えてみようか。

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