見出し画像

熱狂的な”街”を率いる指揮官

 アルゼンチンサッカーで高い人気を誇るリーベル•プレートは、2011年クラブ史上初の2部降格を味わい、翌年1部へ復帰後はリーグ優勝やコパリベルタドーレス杯制覇など、熾烈な戦いが行われるリーグで輝かしい結果を残しています。

 そんなクラブを2014年から指揮を執るマルセロ•ガジャルド氏。熱狂的サポーターがいることで知られるアルゼンチンサッカー界において、名門クラブで長期政権を築いているのは、彼の人間性やフットボールが街の人々やクラブに認められている証拠といえます。そんな国の名門クラブともなれば、クラブを率いるのではなく”街”を率いる感覚に近いのかもしれません。ある意味、僕が住むビルバオもそれに近いものがあります。

画像1


 彼のチームは、①ポジショニング深みのある攻撃高い精度の3つのコンセプトを軸にしていると言われています。常にゴールに向かったプレーが繰り返され、時に、縦にダイレクトになるプレーが連続することがあります。それはボールを持つためではなく、強いゴールへの執念から生まれる自然な表現から起こるものです。アルゼンチンという厳しいリーグを戦う所以でしょう。 その中で特徴的なのはボールを失った直後の攻から守への切り替えの早さです。中盤の底でプレーする元アルゼンチン代表エンソ•ペレスの高いボール奪取能力にも支えられています。アルゼンチンサッカーらしい激しさや高いプレーリズムの中で、守備を構築し攻撃的なコンセプトを落とし込む。そんなシンプルなコンセプトを高いレベルで繰り広げることがクラブの躍進の鍵でもあるように感じます。

さらに4バックを好む同監督は、試合や選手の特徴に応じて4バックをベースに臨機応変にシステムを変更していきます。時には4-3-3や4-4-2、はたまた4-2-3-1を状況に合わせて使うというのは、戦術的な考察や眼で裏打ちされたものなのでしょう。

そんなアルゼンチンのクラブの勝利への探究心は、観る者の心を揺さぶります。動画はコパリベルタドーレスのボカ•ジュニオールスとの試合になります。ぜひ見てみてくださいね。


動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=nWMTMP_-jDY

こんなこともやっています!毎月5名様限定です。2月分のお申し込みお待ちしております!
お問い合わせはこちら↓
https://works.do/R/ti/p/tomoharu_sugiyama@tobolab

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?