見出し画像

地方で起業して日本酒Projectmomoをプロデュースすることにした理由。

クラウドファンディング409%を達成!

多くの方にこの記事を読んで頂きました。ありがとうございます。
無事にクラウドファンディングは成功を収め409%の達成率で終了しました。

初日で100万円程の売上を達成し、多くの方から「Projectmomoをきっかけに日本酒が好きになった」などのお声を頂きました。

以下本文です。

日本酒Projectmomoをプロデュースすることにした理由とは?

仕事を辞めて旅に出て気づいた日本独自の人口減少による伝統文化の衰退という課題を解決する為に、日本酒Projectmomoを作ることにしました。

↓は今回のプロジェクトを立ち上げるまでの背景、日本酒の価値、今回のプロダクトについて詳細書いてますのでぜひ読んで頂けると嬉しいです。

子会社社長を辞めて旅に出た2020年

画像1

新卒で入ったインターネット会社の子会社社長を辞めた2020年秋頃。

次に何をするかも決めずとりあえず沖縄・九州を1ヶ月程度旅に出た。

沖縄、鹿児島、宮崎、沖永良部島、各県で体験したのは地域独自に根付く様々な文化だった。

いろいろな地域を巡り様々な文化に触れることは都会でずっと仕事ばかりしてきた自分にはとって刺激的で興味深いモノだった。

しかし、旅の中で目にしたのは地域の良い所ばかりではなかった。

日本文化の多様性と危機について知る

画像2

宮崎県の日南市を訪れた際に気づいたことがあった。

それは1日を通して20代、30代の人とすれ違うことがない、そもそも人とすれ違う頻度が少ないことだ。

つまり人口減少による過疎化が急激に進んでいるということを肌で感じた。

宮崎県日南市は芋焼酎が有名な地域で、僕もここで焼酎にハマることになったのだが焼酎蔵はどんどん潰れてしまっているらしい。

「1ヶ月の間で全国で2,3酒蔵が潰れているのが現状だよ」

人伝に聞いて「マジかよ、ヤバイな」と思ったことを覚えている。

確かに居酒屋で飲むのはハイボールやビールばかり、焼酎も黒霧島だ。

よくよく考えてみれば当たり前のことで、地域の人向けに作っている商品は地域の人が減れば需要がなくなり売れなくなる、ビール・ハイボールなど競合となるお酒も増えている。

残された道は地域外に売る努力をするか商売を辞めるか。

数百年間受け継がれてきた文化や技術が人口減少の影響で無くなっている事実を目の当たりにしてしまった。

この経験をきっかけに伝統文化である日本酒について調べてみることにした。

日本酒業界の現状を知る

画像3

インターネット、国税庁のデータを調べるだけでも日本酒業界も焼酎業界と同じように危機的状況にあった。

・最盛期1975年と比べ1/3まで出荷量が落ちている。

・1ヶ月で2.9蔵が閉業している。

・後継が居なくて、継続が出来ない。

とにかくネガティブなニュースしか流れてこない。

コロナの影響がない時期でも上記のようなペースで市場が縮小していた。

コロナの影響も加えると恐ろしいことになっているはず。

1,000年以上日本に根付いてきた文化が、今まさに衰退してしまっている。

もっと深く知りたくなり5,6程度の酒蔵さんにリアルを聞くことにした。

日本酒蔵の中の人に聞いた現実とチャンス

画像4

実際に中の人に話を聞いて分かったことは、「日本酒業界は変化する市場全体の動きと比べて、変化スピードが遅いこと」だった。

特に売り方の部分が気になったポイント。

酒蔵が消費者に直接売っている事例が極端に少なかったのだ。

酒蔵→卸売り業者→酒販店→消費者

もちろん卸売り業者さんが悪いとかそういう話ではない。

インターネットという手段があるにも関わらず、そのチャネルを活用出来ていないことに疑問を持った。

今でこそ様々な高級日本酒が目立ってきているが、まだ多くはなかった。

Webマーケ界隈にいる自分としてはなぜインターネットで販売しないのか謎で仕方なかった。

ここにチャンスがあると考えた。マーケット認知度が高く、Webマーケ注力しているサービスが少ないのはチャンスでしかない。

(後々色々聞くと、直販については業界的の歴史・構造上難しいポイントがたくさんあった。ここでは多くを語らない。)

日本酒の価値を知る

画像5

酒蔵の人に話を聞いていると日本酒の奥深さに感動することになる。

日本酒の一番の特徴は人の手がとてもかかるということ。

ワインは人の手よりも、葡萄、土地、水など自然の影響を多く受ける。

日本酒は自然の影響ももちろん受けるのだが、杜氏と呼ばれる人間の影響が最も大きい。

仕込みの忙しい時期、杜氏は24時間体制で日本酒の発酵具合をチェックし続けている。

菌という生き物を相手にして、今までの経験とお酒の様子からどのタイミングで何をするのか決める姿はまさに職人。

人間が手間隙かけて作る酒。

ただの酒好きだった僕は膨大な時間と惜しむことない手間、長年積み上げてきた技術があって美味しい日本酒は出来るのかと感動してしまった。

そして日本酒業界・地域文化に貢献したいと改めて心に誓った。

岡山県で挑戦する日本酒蔵に出会う

画像6

日本酒という文化は長く続いてきた文化だからこそ、良さもあれば悪い部分もある。

1つは新しい挑戦に対して腰が重くなってしまうケースが多い。

昔はこうだったから、それは仕方ないのだが市場全体は変化していく。

僕の地元である岡山の三冠酒造さんは一味違った。

200年以上の歴史を持つ酒蔵を現在切り盛りしているのは7代目。

10年前には1度潰れかけていたり、全盛期と比較して生産量は1/30まで減っていたり。

厳しい状況だった酒蔵を継いで、実力派の杜氏に来てもらい現在全力で立て直している。

印象的だった言葉が「何か新しいことを始めないと、終わる」だ。

地元岡山には40の酒蔵があり、何より幻の米と言われる雄町米の90%以上を生産している。

地元である岡山から業界を盛り上げる、多くの人の日本酒の認識を変える商品を作りたい。

僕はぜひ一緒に新しい日本酒ブランドを岡山から作りませんかと提案した。

日本酒ブランドをプロデュースする決意

画像7

1,000年以上の歴史を持つ日本酒。

そもそも市場として衰退している日本酒業界。

コロナの緊急事態宣言、蔓延防止対策によりさらに影響を受けている日本酒業界。

日本が誇る伝統文化「日本酒」を少しでも盛り上げたい。

日本酒がこんなにも美味しいのかと多くの人に知ってほしい。

2021年11月日本酒ブランドProjectmomoをプロデュースすることを決めた。

今後の方針

画像8

日本酒の名前は「Project momo」

これは岡山県の名産白桃からインスピレーションを得た。(桃は入ってない)

お米からこんなフルーティーな味を感じるのかと驚きを感じて欲しい。

・岡山県で200年続く酒蔵との共創

・獺祭で有名な山田錦の親種と言われる岡山が誇る酒米「雄町米」

・瀬戸内の海の街の近くから湧き出る水。

人間と自然の力で出来た最高級品種の1本。

雄町米特有の長く続く余韻、まるですもものようなフルーティーな味わい、微発砲を感じる口触り。

初年度は全国680本のみの生産予定。

現在はECサイトにて販売中。

1本1本手作業での配送となりますので、一度に販売出来る数に限りがあります。

LINE@にて販売開始の連絡を致しますので、今しばらくお待ちください。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

追伸

以前と比べてビジネスインパクトは小さくなりましたが幸福度が高い状況を作れています。

日本を覆う閉塞感を打破するために、「いかに幸福度高く過ごすせる世界を作るか」追求していきます。

コロナ、ウクライナ戦争、有名人が何かしたら叩かれる、TVを見ればネガティブなニュースばかり。

こんな時代に重要なことは身の回りにある小さな幸せに気付けるかどうか。

地方文化を活かして、幸福度が上がるきっかけを作る。

このキーワードに興味のある方はぜひお声がけください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ぜひLINE@の登録もよろしくお願いします。

LINE@の登録はこちら

より良い生き方を再定義する為に、今後も色々なネタ書きます! サポートは書籍代に使用させて頂きます!