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2024年元旦・正月

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

月並みの挨拶で恐縮です。

例年と違うこと

家族の出身地が遠方であるということ、ハイシーズンかつお正月という短期間のためにわざわざ高額な遠征費用を捻出することよりも有意義に使える用途があるということから、お正月に実家・義理の実家に帰るというイベントを通らなくなって久しい我が家ですがそれが日常になりつつありました。
コロナを超えて迎える新年ということもあって、何か大きな変わることがあるかというとそうでもない。慎ましく新年を迎える予定でした。

そんな中、元旦という1年の初めの日に東京にいるということをメリットにするイベントがあった。サッカー日本代表SAMURAI BLUEの試合だ。

小学校3年から首や腰の頚椎を痛めてリタイアした高校までサッカーを部活でしていた。大学に入ってからは草サッカーやフットサルを楽しむ。そんなサッカー少年には胸熱の日本代表。イタリアW杯の決勝放送で泣きじゃくるマラドーナ、ドーハの悲劇、アメリカW杯で満身創痍のヒーローR・バッジオそしてPK、ジョホールバルの歓喜、フランスW杯の日本が惨敗し世界との差を知り、中山の魂の1点がやっと。マンチェスターUで栄華を極めていたエリック・カントナのいないジダンが率いる新生フランスの優勝。2002年日韓W杯(自分が最初にもらった誘致ステッカーは日本単独開催だった)で初勝利とグループリーグ突破。日本代表とW杯そして世界のサッカーを、自分でもサッカーをしながら見てきた。

それ以降の日本代表は一進一退の状態で徐々に力をつけ、W杯決勝トーナメント進出までは行けるようになった。アジア以外の強豪国に親善試合では引き分けや勝利もあげることができてきた。ただ公式大会での真剣勝負で勝ち切れない。あともう一歩という長い停滞を経て、2022年カタールW杯から2023年の躍進した日本代表は自分サッカー史上最高だった。
カタールW杯のドイツ戦勝利後に生まれて初めて日本代表のユニフォームを買った。そのくらい興奮したし、エネルギーをもらった。

サッカー日本代表SAMURAI BLUEの試合はTVでは見るものの生観戦をするのは、兄に誘われて行った2003年以来だ。今のサッカー日本代表を。今のサッカー感で観るとどういう風にうつるのか?そして、ラ・リーガやプレミア勢が来れないのは知っていたが、十分現在の選手のプレーや日本代表の立ち位置を確認できると思って、純粋に楽しみだった。

いざ国立競技場へ

元旦の東京というのは人が異様に少ない。街に出る用事もここ最近はなかったが、久しぶりに国立競技場のある代々木方面に出た。
地元の駅ではやはり人通りは1/10くらい。まばらで少なく、お店もほとんどやっていないこともあって電車もガランと空いていた。しかし国立競技場に近づくにつれて、ユニフォーム姿の子供やサポーターの姿が見え、徐々に本当に試合を見に行くんだという実感が湧いてくる。地元駅から乗り継いで一緒の最寄り駅まで向かってきていた人もいたことに気付くくらい国立競技場に人が向かっていたのだった。

試合内容については割愛する。
https://www.youtube.com/watch?v=ilcQI4Xe8ro

国際親善試合という事もあり、会場には外国人も多数。タイ代表のサポーターや応援団もいた。当然ながら完全アウェイという中、試合はラフプレーもなくクリーンであった。親日国としても知られており、日本人監督として就任した石井正忠監督が率いたタイ代表にもリスペクトを送りたい。

また元日は例年、天皇杯決勝戦を行なっていたこともあり、元旦に国立競技場を使って試合を行うということは特別な意味があるのだろう。高円宮家 憲仁親王妃久子 殿下もおられた。肉眼ではどの座席にいらっしゃるというのがわかり、オペラグラスではお顔も拝見できる距離感で観戦した。

元旦の日、国立競技場で日本代表ユニフォームの八咫烏エンブレムに手を当て国歌斉唱をするという経験は素直に感動した。国際試合では国歌斉唱時に会場にいる方は一堂起立であることはすっかり忘れていた。

意外にも国歌斉唱を声を出して歌っている人は少なかったように感じた。

自分の子供たちは学校では卒業式まで国家を習っていなかった。なので旋律や歌詞の意味を知らなかった。国籍を選択する自由があっても良いと思うが、国歌も知らない国の国民であり国籍にあるということは違和感を覚える。親が教えるという世界線にあるんだろうか。

当初思い描いていたサッカーの試合を見に行くという事以外に、色々と特別なことが存在していて、「国家観」というものを強く意識、感じさせられた。同時に純粋に歳である事も感じる。

年末年始に作る年賀状

郵便切手やハガキの値段が年々値上げされる中、2024年秋にも大幅に値上げされることが発表された。
年賀状は例年送ったり送らなかったりしているが年賀状でのお付き合いが残るだけになってしまった友人や親戚もいるため、我が家では今後も減ったとしても欠かす事はないだろう。(送付もデジタルシフトしていきます)

一口に年賀状といっても実は住所管理や印刷・制作をシステムとして捉えながら家族の分を運営している。(今は2人分)
また、年賀状を出すという以上に意味を持つ活動が自分の中で1つある。それは家族写真を含めた年賀状の画像をPhotoShopを使って作るということだ。
この活動は2009年頃にPhotoShop ElementsをPenTabletバンドルで購入した時から始まってCloud版に移行しつつ10年以上続けられている。
導入当時から試行錯誤を繰り返しながら1年に1度はPhotoShopに向き合いながらAdobe製品・ツールのキャッチアップをしているという意味ではクリエイター魂の一部分を維持するのに役立っている。

  • ペンタブレットで絵を描く
    →もう描かなくなってイメージデザインを買って選ぶ、編集がメインになった。

  • PhotoShopの機能を使いこなす。

    • レイヤー・マスクを使って処理しないと元々ある素材だけでは成立しないもの。

    • 切り抜き処理や合成を駆使する。

    • 各種素材の色味を調整、印刷管理する

などを主にやっている。

ただここ最近、Psの進化は激しく特に今年は生成AIがGPT系API Pluginではなく、完全ツールに組み込まれたことで格段に体験が変わった。

実は今回作成した年賀状で利用した、ペットの写真をGenerative Fillで背景画像を秋の風情からそうではないニュートラルなイメージに変更した。何の違和感もなかったのではないか?
また次女の写真は直前で本人NGが出て、急遽前日に撮った半端な写真を採用することになった。しかし右肩半分が見切れていて、組み込み素材としてちょっと厳しかったのだが、それも自然に埋めてくれた。右肩半分は人工です(笑)

これまでも、選択ツールが「昔は投げ縄ツールでちょっとずつ削っていた部分」が「+/-教師データを与える形で自動選択がしやすくなったり」と格段に使いやすくなっている。これは20年前に自分がUIの研究をしていた当時からも論文を度々見かけていたが、脈々と受け継がれてきたAdobeの研究開発の賜物であると同時に、その体験改善や実装速度がここ最近でまた年々加速していると感じた。

AIの取り組みはこのように浸透しているのでどんどん使いこなしていきたい所存である。もちろん作る側も。Fundation Modelを作るつもりはないが、アプリケーション開発には内部・環境両面に取り入れていけるし、色々なクリエイティブ・ワークフローの構築にも手を入れていきたい。

体験デザイン 余談

体験デザインの中で別の角度で一言。

学習体験デザインの中に動画がとても強く入り込んでいる。もはや人に教わるよりも動画から学びとる方が学習側は効率的でもあり、教師側も再現性が高い。つまりWin-Winの関係に成れる。

YoutubeでHow-To動画が伸びているのはそういう用途が大きい。検索など目的ベースでヒットさせる場合にはとても向いていた。
また、Adobeではチュートリアルが動画で提供されていて、WebページのHelpから検索ということではなく、ツールに連動してHelp機能がポップアップし、自然と動画が再生可能になっており、学びながら使いこなすということが実現できている。初心者キラーであり、取っ付きずらいAdobe製品が変わろうとしている。シンプルで描きやすいDrawing ToolがiPhone, iPadで多数世の中に溢れるようになる中、しっかりと統廃合や体験デザインをブラッシュアップするあたりが王者の戦略を感じたし、力を感じた。
昨年のFigma騒動の決着が心配である。Figma前提のワークフローを組むことが正解でなくなる可能性を産んでしまった。)

動画チュートリアルを経て、Generative Fillを実行し、
Generative AIでも書いてくれそうなポスタリゼーションをフィルターの仕組みを学ぶ一環で、Youtubeレッスンで、ポスタリゼーションを学んで実践してみたりしてみた。

そんな一場面を残しておく。

頑張ろう

追伸

国立競技場で試合後インタビューを受けている時間あたりで能登半島地震があったようでしたが、当時は会場が人の移動で揺れているのかどういう状況なのか掴めずにいました。

遠くにいると無事や被害が拡大しないことを願うことと、少しばかりの寄付程度しかできないことが悩ましいです。自分にできることは、未来に向けて、経済を活性化させる仕事を通じて復興予算財源を生み出すことです。ですので、今年もさらに精進し、一生懸命頑張ります。


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