カメラマンが絶対にやっちゃいけないミスをした。
こんにちは、オオニシトモヒロ(@Tomo_camera_)です。
先日、インタビューカット撮影のお仕事をさせて頂きました。
以前、撮影させてもらった記事の例
今までに何度か経験していることもあり、カメラ2台にレンズ2本、ストロボ等々を準備して集合場所へ向かい、
担当者の方との挨拶をすまして会議室に入り、準備をしてさぁやるぞ!とシャッターを切ろうとしたら、
「No Card」
のエラーメッセージが。なるほどなるほど。
撮影後に「SDカード入ってなかった!」と気づく最悪のミスを防ぐため、記録メディアを挿さないとシャッターが切れない設定にしています。
まぁ焦るな焦るな。僕はこういう事態に備えてカメラバッグの中にSDカードとCFカードをごっそり持っているんだ。
ドキドキしながらカバンをあさる。結果は最悪。
「SDカードも、CFカードも、ない…。」
「やべぇ、記録メディア忘れた。」
そう、カメラマンとして初歩の初歩でありながら致命的なミス。記録メディア忘れをしてしまったのです。この3年間、さすがに一度もなかったのに。
ミスは突然やってくる。そういや引っ越しに備えて、カード類をぜんぶ抜いて、ケースを棚に置いたのでした。やっちまった。どうしよう。
顔はスマイル。心は泣きそう。
「頼む…サブカメラの方には入っていてくれ…!」ともう一台のカメラのスロットを開けると…SDカードが!一枚だけあった!でも信頼と実績のサンディスクじゃなくて、普段ぜったい仕事で使わない中華製のカードが入ってる!なにこれ!あぁそうだ家でぷーちゃんをトリミングしたときに適当にこれ使ってたんだわ!!
中華製SDカードの中にはたくさんの愛犬の写真。かわいい。って今それどころじゃねぇ。
「SDカードなら最悪セブンイレブンとかでも売ってるし、事情を説明して、ヨドバシ or ビックにダッシュか…いや先方の時間の都合もあるし印象悪いしって、あぁあああインタビュー始まってるうううう」
ごちゃごちゃ考えているうちに、まったく信用できない中華製SDカード1枚での撮影が始まってしまいました。
まぁ、でも良いんです。ちゃんと記録さえしてくれれば。この2時間だけ乗り切ってくれれば。RAW+JPGをしっかり記録してくれれば。
でもまぁ、予想通りエラー起きますよね。
Canonちゃん「このカードを認識できません。SDカードを挿し直すか、フォーマットしてください。」
あああああああああああああああああああああああああやっぱりいいいいいいいいいいいいいいいい。最悪の事態は重なるよなああああああああ。
しかもなぜか67枚目以降に撮った写真がぜんぶ消えるううううううううううううう。変にいじるとデータクラッシュしそうでなにもできないいいいいいい。
ああああああああああああああああああああああああああ。
いちおうサブカメラではエラーメッセージが出なかったので「カメラ上は記録できてないように見えるけど、PCで表示すればデータが残っている可能性」にかけて300枚ほどパシャパシャ。
なんとか終わった。
「ではまた、よろしくお願いします!」と挨拶もそこそこにダッシュで移動し、マジで人生で初めて「南無三!!」と言いながらSDカードをカメラから引っこ抜き、祈るようにPCで中身を確認。
結果は、67枚目以降の写真がすべてなくなっていました。終わった…。
終わった…。
ただまぁ、67枚目までにいろんなアングルから撮影していたこともあって「成果ゼロ」の事態だけは避けられました。
インタビュー記事の体裁を保てるぶんの写真は撮影できてました。よかった…よかった…。
***
はい。本当にあった怖い話でした。ゾッとしましたねぇ!!
今回のミスの原因は、自宅での準備中に、記録メディアの有無を確認していなかったこと。準備そのものがルーティーンになって、気を抜いていたんですね…。
そもそも記録メディアを抜いて、他の場所に移動させたことで起きたミスでした。
記録メディアを抜いたら、多少めんどくさくてもその日のうちにちゃんとカメラに挿し直そうな!PCに挿しっぱなしとか、絶対忘れるぞ!
もーーーー、本当に焦りました。この手のミス、初めてやりました。
もうーーー絶対SDカード忘れなんてしない。超確認する。ほんとに寿命縮まりました。
(さいきんあまりにトラブルが続くのでお祓いにいこうか彼女とマジで検討中。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?