詩|つむぐ言葉のつたなきさだめ
ぶっきらぼうな一本の
線をいくつもくんで合わせて
えがく活字の羅列はいつも
おおきな価値をもち得ない
ぶっきらぼうないっぱいの
線でえがいた活字を並べて
己がこころをなぐさめている
日々に意味はあるのだろうか
ぶっきらぼうにかき殴り
うめた活字にうかべた憧憬
はいて捨ててもなお余る
ここは果ての果てだから
流れるそれはただ流れ
だれの目にもとまらぬままに
せせらぎのみが淡くただよう
つむぐ言葉のつたなきさだめ
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