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駐妻が茶室で癒されていく話②

駐妻が茶室で癒されていく話①からの続き。

石のように重い心持ちで、
上手に外で立ち回れる器用な人間では私はない。

海外からの人々の移動、
出会いと別れが多いシンガポール。
いわば、“一期一会”の機会が多い生活。
日々どうやって自分は家の外で振る舞うべきなのか、悩み続けた。

初見の人からも良い人に見られたいというプライドだけあって、
全然できていない。

同じシンガポールに住む日本人というだけだけれど、どれくらいの距離感がいいものなのかい?
なかなか難しい。

楽しそうな家族旅行、
グルメ、仕事に充実している姿を
ブログに書いている芸能人やブロガー、インスタグラマーを見て、
キラキラ眩しすぎて、眩暈が起きそうな気持ちになって、そっと閉じる日々。

自分の中のキャパシティが無さすぎて、
友人とSNSで繋がることも、
適当な理由をつけて
ヘラヘラしながら断ってきた。

他人の幸せも、
素直に受け止められない心が狭い人間になっていた。

堂々と自分の好きなことや意見を書いて、
オンラインに公開する人に対して、
どうしてこんなに自信満々でいられるの?
考えられない!と思っていた。
(今、こうやって考えが変わって、自分の想いを書きたくなって書いているんだけど‥!積極的に発信している人にもいろんな背景あるよね。)
そうやってまた自分の陰鬱な部分を責めて嫌いになるの繰り返し。


そんな私も、少しは、自分の良さを認めてあげられるようになった。

これは茶道だけの力でそうなったわけではない。
一言で言うと、

「まあ、いろんなことがあった。」

ここには書ききれない無数の出来事、
人との出会いが起こって結果こうなった。
時間も経過した。
コロナもあった。
夫婦喧嘩もたくさんした。たくさん泣いた。
第二子を授かって、出産もした。


「自分にも良いところあるじゃん!」
そう思えるまで、三年分、歳をとった。
だいぶこじらせた。

そして、なんだかんだあり、
ずっと気になっていた
茶道を始めた。

茶道の存在や、
茶道の先生との出会い、
稽古場で出会った生徒さんとの出会いが、

自分を認め、
癒していくプロセスの最後の総仕上げの
助けになってくれている。

【自分を認め、癒してあげられるのは、自分】

それができるのであれば、
もう他人と比べて羨んで、悲しくなったりする必要もないよね。
だっていつだって自分の機嫌は、
自分が舵取りをしているのだから。


自分との対話、
同じ稽古場にいる相手との対話、
先生との間の無言の対話が、
静かに、でも確実に、
心の内で目まぐるしく飛び交う空間が、
茶道にはあった。

【茶室は宇宙空間】と、誰か言っていた気がするけれど、本当にそう思う。
終わりのないいろんな可能性に満ちあふてる。

茶室の空間がそうであるように、
楽しいことも辛いことも、
あんなことやそんなこともあるよね、と、
そのまま、まるって受け止められる悠然とした自分でありたい。

和菓子にときめき、
苦味がきいた、美味しいお抹茶でも飲みながら、ね。

今まで関わってくれた方々にも
これから出会う方々にも
弱さや悲しみすらも、認め、
愛しむことのできる強さを持った
存在で自分はありたい。

やわらかに
力を抜いて
でも、芯は強く。
いつだって、自分の感情の出どころも、納めどころも“自分”なのだ。

今ならそんな在り方ができる気がする。

こんな私だからこそ、
寄り添って力添えしてあげられる誰かが、
どこかにいるんじゃないかな。

いや、直接何か大それたことは、できないのだけれど。

このちっぽけな、いち駐妻のエピソードが、
0.01ミリでもあなたの未来の力の源になったら
嬉しい。

まあ、人間だもの、生きてりゃいろいろあるよね。

別に前に進む為の力でなくたっていい。
現状維持の為の力でもいいし、過去を省みる為の力でもいい。

私は、自分を卑下するのはもうやめにした。

自由にさせてくれてありがとう、
家族、友人、私に関わってくれている周りの方々。
これから出会ってくれるあなた、
ありがとう。

私の人生の中で、
やりたいことリスト貯まってきた!

どうも、どうも。
自分のやりたいこと、やらせていただきます!!

自分のやりたいことを行動に起こしていき、その結果、誰かのHappyに還元できるようにしたい。
誰が何と評価しようと、無謀だと笑おうと、
過去の自分を癒す為にも、未来の自分へ進む為にも、私は、懸命に生きることにした。

お買得に、ラクに、見栄え良く生きる為のライフハックは腐るほど溢れてる。

けれども、
私は、人間の内なるモノの充実に目を向けて頑張ることにした。
あなたも一緒にどうですか?

いったい私は何をするのか?

ざっくり簡単にいうと、
海外生活を頑張る日本人をサポートするサービスをつくりたい。

こう思っている背景や、具体的な計画は後ほど。
近い将来、ビジネス化できるように奮闘する。

精神的にも、経済的にも、自分で自分の機嫌とってやるぞー!
ハイブランドのジュエリー、
夫からのプレゼントではなく、
今度は自分の力で手に入れるのだ。
待ってろ、ブシュロン。
(物欲はある笑。
これから進む中でどうなるかな?
To 未来のこの投稿を見る自分,どうですか?)

できる、できる。きっとできる。

そして、茶道。
これからもよろしく。
海外で茶道、抹茶ライフを一緒に楽しむ仲間も募集中です。

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