振り子のように。
イチローの引退には驚いた。
どうであれ、あと5年は観れるんだと信じてやまなかった。
スポーツニュースでイチローのヒットが増えていくのを見るのが日課だったな。自分の事のように嬉しかったし。
最後、菊池雄星投手とハグをした時に放った「頑張って」という声。とても力強く、優しかった。
お疲れさまでした。
3月21日。
今日は歌録り。
「あわよくばOKテイク残せたらいいねー」「そっすねー。あはははー。」という軽口は2時間後、泡のように浮かんだ後、消えた。
とはいえ、落ち込む事は無く(多少はグッと来たけど)次回の日程を決めた。
話をした数々のアドバイスを咀嚼してゴクリと飲み込み、胃で溶かし小腸のヒダヒダから必要なポジティブを吸収したのちに大腸を抜けた所を、丹田に力を込めてプリッと喉から排泄、もとい歌唱しようと思う。
部屋の中は多少カオスな匂いが漂う可能性はあるかもしれないけど、音源には嗅覚を刺激する様なモノは乗らないので安心して欲しい。僕の後にBスタを使う人には粗品(ノド飴とか)を置いておくべきか否か。否だわ。
「落ち込む事は無く(多少はグッと来た)」と先程書いたのは、元より一度で終わらせるつもりが無かったからで、
言い方を変えれば「試し録り」くらいの気持ちで迎えた。
だけども時間やコストの事を考えると、パキッとコンパクトにまとめられる方が良い。
先ず「何」を自分の中で正解とするのか。それに達する為に「何」が必要なのか。
[レコーディングをしながら正解を探す事は、正解を持ちながら録音するよりも何倍も時間もコストもかかる。
そして、その正解は自分しか持っていない。なぜなら自分の作品だから。]
「え?そんなん当たり前ちゃうん?ミュージシャン。」と思われるかもしれないが、僕は完全に前者な考えの持ち主であり、それを指摘されるのも初めての事だったから目から尾ビレが出る気持ちになっていた。
時間は「自分さえ頑張れば作れる」且つ、使いたい方の人間だけども、現実有限だし。なんなら先方さんも何時間も同じ事をアーダコーダと繰り返されても飽きるでしょう。
今日挑んだ気持ちが悪かったわけじゃない。
ただ、あまりに非効率だ。
セルフプロデュースという在り方。
そういう手法もあるだろう。
でも、今求めている事ではない。
それを教えてもらえただけでも今日は良かった。
つまり、なんだかんだと成功だったという事だ。
良か。
*
実際借りるであろう部屋候補(前回は間取り違い)が意外と良かった。難点と思ってた部分がクリアーされてた。なんなら冷蔵庫と電子レンジも何故か付いてやて!!?
ぐぬーーーー。引っ越すかーーー。
3月22日。
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