ともでぃ。

京都生まれ、ミュージシャン。

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2024.07⑥

今日はポートレート撮影の為に、祇園祭の中に突入した。 今年は近寄る事はないだろうと思っていたが、見事に参戦を果たした。 撮影に於いての「再現性」も追い求めて、復習をしながら過ごしたこの一週間であったが、少しずつでも着実に撮影における力点を理解し、自分が収めたい世界をカメラの中に捉える精度が上がってきている気がする。 レタッチの作業に於いても、今の自分が欲している方向性を見出すことが出来て、小さく飛び跳ねた。 撮影後、少しだけお仕事についての話をしながら自身の事を考えた。

    • 2024.07⑤

      18日 和紗ちゃんの15周年LIVEのゲネプロに撮影班として参加した。 私自身「ゲネプロ」というものが初体験だったので、とても貴重な時間だった。 バンドメンバーは勿論のこと、制作側も入念なチェックを行い正に本番を想定して進められる。 ともすれば一番貴重な時間なのかもしれない。 その日に交わされていたコミュニケーションを私は逃さず聞き入り、しかしながらチーム和紗が織りなすハッピーな空間をしっかりと撮影することに努めた。 自分では成立出来得なかった事に参加させてくれたチーム和紗に

      • 2024.07④

        15日 宵々山。 2年ほど前から通っている神戸でのYouTube撮影。 GWに行われた「京都周遊アコースティックフェス」の撮影も同じメンバー とSPOTimeで行なった。 かれこれ同じ現場を何度も乗り越えてきた我々ではあるが、それこそ周遊フェスを迎えるにあたり何度も打ち合わせを重ねて取り組んだ後のYouTube撮影はすこぶる順調だと感じる。 この現場での長は私ではなく、各々の現場の長を各々が担う事で気付き、補い合う。そこで任せられるという信頼も少しずつ生まれてきたりもする。

        • 2024.07③

          調べてみると10年ぶりの和歌山LIVEだったneo garataku。 前回まではずっと新宮だったので、実質初めてのようなものだが。 初めての街を歩くととてもワクワクしてしまう。 街並みもさることながら「地元には無いなぁ」と思わず感嘆としてしまうセンスを捏ねて棒で伸ばして丸めて充分に寝かせて1800℃位の熱で焼いたような芳醇でキュートなお店を見つけると「やるやん」と心の中で親指を突き立ててしまう。 そんな和歌山クオリティに目も心も奪われながら会場へと向かった。 マーベラス和

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        記事

          2024.07②

          ランニングを始めて10日目。祝。 **** 昨日はGROWLYにて「シンガロンシンガソン」というイベントに出演した。 GROWLYには昔一度だけ飲み会兼ライブみたいな日に出演しただけだったので おそらく共演者さんやお客さん達も私の名前も見たことないレベルのどう足掻いてもアウェーだなと覚悟を決めて挑んだイベントだった。 そんな長く続けてさえいれば浸かれてしまう温い日々を打破しようと思い立ったライブだったけれど 嬉しい事に私の出番の時にも聴いてくださる人達が沢山の中、歌うこと

          2024.07①

          「自己肯定感が低下していく理由が分かった」彼はポツリと呟いた。 「とても興味深い」私はそっと耳を立てる。 「それは自分が自分を裏切り続けてきた結果だ!」彼はそう私に言い放った。 体育座りの姿勢で聞いていた私はそのまま地平まで転がり続けていきそうなほど心の真ん中を貫かれた。 「だから2ヶ月前から走り始めている」 そんな一幕があった一週間前。 見事に踊らされる形で走り始めた私も6日目となった。 「なぜこんな梅雨時期に?笑」 と指摘される事も何処吹く風、思い立ったが吉日である。

          2024.6②

          レンズ越しの世界には様々な思惑が交差している。 何気なく過ごしていると見落としてしまいそうな人の機微を残そうとするセンサーが働きやすいからだと思う。 先日、ボクシングジムにてプロボクサーの方のプロモーションビデオを撮影へと伺った。 音楽の楽しいやオールライトやみたいな空間を撮ることが多かったが、 実際体感するその緊張感たるやは息をするのも憚れるほどに張り詰めていた。 一歩間違えれば生死に関わるので当たり前なんだろうけども そこには今まで知り得なかった真剣が辺りを占めていた。

          2024.6①

          「SPOTime」という映像や写真をサービス提供していくチームを発足した。 去年、福井県のフェスで出会った河野君。 年齢は10歳ほど下ではあるけれども、大変尊敬できる部分があまりある青年。 年明けくらいから準備を始め、いよいよ本腰を入れて頑張ろうと このタイミングになった。 是非とも気にかけていただけるととても嬉しい。 ・・・ そして明日から前夜祭後夜祭を含めるとのべ3日間の伝説のイベント「ポンコツフェス」がモダンタイムスで開催される。 岩瀬敬吾さんとKEEWOさんが出

          2024.5①

          今年に入ってから、色々な出来事が飛び交い、動き出し 信号機の壊れた交差点のような時間が過ぎている。 フリーで動いている私としては、有難い事ではあって 去年の暇っぷりに比べると、全然サラリーマンの頃と同等なくらいには働いている気がする。 まぁそれに伴う成果みたいなものは、これから追って付いて来てくれるんだろうと、ささやかに思ったりしている。 「自分はまだ死なないとでも思っているのか?」と少年週刊誌に問いかけられた少年は今正にその問題と対峙することになるとは思いもしなかった。 否

          2024.03①

          久しぶりのきっかけが大風邪を引いたという事実になんとも言わんとし難い気持ちになってしまう。 それくらいしか出来る事がなく、まぁ渋滞していたタスクから強制的に救急されて、開き直らざるを得ない節もある。 煙草の味が急激に変化してなんだか嫌な感じだ。 気がつけば梅も越え、そろそろ前線が追いついてくる季節になってきた。 初めての静岡で歌ったり、ライブ的にはとても良い感じに演奏出来ていると思う。 今年は県外でのライブをもっと積極的に行けるように、そうして様々なエッセンスを視覚的にも聴

          2023.12①

          たった今、今年の納品を全て終えた。 制作はまだ年跨ぎのものも残っているが、一旦終えた。 季節感やそういったものを感じることもなく、ジト〜っと焦燥に追われ続けた日々だった。 2023年、得たものや、得られたんじゃないかと悔やむもの、様々な記憶をぼんやりと思い返す。 ネガティブに捉われてしまいそうなことを残すけれど、人は簡単に嘘をつくということを学んだ。これ以上ないってくらいに。 どうにもそこに関して、見抜き切れるのかということは現状絶望値を叩き出していると自認している。 いや

          2023.09②

          日々の移ろいはペナントレースの残り試合で感じていくスタイルに成り果ててしまって久しい。 しかし思い返せばWBCの時はメンタルもどん底で、メキシコ戦をリアルタイムで見ていて奮いたったように記憶している。 程なくしてペナントレースが始まり、もうCSも目の前に迫っている。 彼らの躍動する姿を見ながらデスクで栄養を取り、また作業に取りかかる。 まだまだ判断や手が遅いので、インターバルを取って進めた作品も気がつけば団子状態になってしまう。 ドュルッと溶け出した脳みそは、もはや爪先に到達

          2023.09①

          ほぼ毎日、誰かしらの作品と向き合い、唸りながら過ごしている。 失敗やら成功、感動やら失望やらが様々な角度から込み上げてきて一喜一憂していたら、どうやら齢を重ねていた。 自分に対してハッピーを付け加えることはもはや無いに等しいくらいのお誕の玄人になった。 ただ人から改めて伝えられると込み上げてくるものがある。 冷め切ったお誕の玄人は、そうして心に火を灯し始める。 先週はワンオペでのライブ撮影が重なり「AHでもねぇ、KOHでもねぇ」と頭の中の引き出しを開いては閉じ、閉じては開き

          2023.08①

          自分の中で一つのウェーブの乗り切った。 鎌倉に行きたい気持ちはずっと持ったまま、少し放浪したいなと考える。 7月の最後の週は4本のLIVEがあり、それだけの間隔でステージに立つのが久しぶりだったので最初の日が転けてしまっては、そのまま行ってしまいそうな気がして少しナーバスになっていた。 特にバリエーションのダイナミクスもあり、心の持ちようが難しかった。 新鮮味を常に持ちつつ、しかし平常の手綱も握りつつという事はずっとまとわりついている課題であるけれど、それを改めて感じた日々

          2023.07①

          予定では今日まで3日間鎌倉で過ごすつもりだったけど、どうにもこの盆地から抜け出すことは叶わなかった。とても残念な気持ちが寄せては返している。 相変わらず撮影とギターを弾く毎日。 ここに本を読む時間を組み込めたら最高だと思いながら、高速の7月を過ごしている。 作曲はなかなか良い感じに進んでいるが、詩を紡いでいくという工程がなかなか進まない。 その為の鎌倉だったはずが、この茹だるような暑さでは常備菜を作るくらいしかなかった。 綺麗に毎日が順調ばかりではない。 ただ、それに打ち

          2023.06①

          「6月に外での作業を計画するなんてどうかしていたわ。」 と、戦々恐々と日々を過ごさないといけなくなった先月の自分への恨み節を削って出汁にして毎朝コクとはほど遠い苦汁をすすっていた。 順調に前線は押し寄せてきている。 一昨日、なんとか天気の合間をみながら撮影を済ませた。 大雑把に振り返ると、何もないように思えてしまうけれど 今月は比較的アクティブだったはずだ。 音響と照明を今月は数本こなし、演者さんからのフィードバックに胸を撫で下ろしながら、ここ最近の自分の演奏を振り返って