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#8子どもたちにスポーツを教える仕事がしたい元アスリートの方へ

こんにちは。

今回は、「子どもたちにスポーツを教える仕事がしたい元アスリートの方」向けに私の仕事の紹介をします。

私の仕事は、放課後等デイサービスや児童発達支援といった障害をお持ちのお子さんが学校の登校時間外に通う施設の開設や運営のコンサルティング(アドバイス)の仕事をしています。

そこで、今回は、放課後等デイサービスをアスリートのセカンドキャリアの1つとして考えてみませんか?という思いで記事を書きます。


1.放課後等デイサービスというサービスをご存じですか?

放課後等デイサービスは、児童福祉法に規定されている通所施設で、主に小学生以上から高校生までの学校に通っている障害児が学校の帰りや土曜日、日曜日、祭日などの学校休業日や夏休み、冬休みなどの長期休暇に利用する施設になります。

生活能力の向上のために必要な訓練や社会との交流の促進をメインとしたプログラム活動をおこないます。

【放課後等】と記載があるように、学校終了後や土曜日、日曜日、祭日などの学校休業日や夏休み、冬休みなどの長期休暇など、学校に通っていない時間に活動をおこないます。

放課後等デイサービスは多くの施設では1日10名定員で運営されています。

この放課後等デイサービスでは、プログラム活動の一環として、運動をメインとした活動をおこなうことも可能です。

そして、報酬は、障害児通所訓練給付費として、約9割が行政(国、都道府県、市区町村)から支払われます。

ほとんどの利用児童は1割負担(1回約1000円ほど(令和4年3月現在))で、1か月の支払いの上限が4600円となっております。

2.放課後等デイサービスの魅力

すなわち、元アスリートが(必ずしも元アスリートでなくても可能ですが)、「ご自身が現役時代に活動してきた競技の技術を生かして、障害があるお子さんにスポーツを教える環境づくり」ということをやろうと思えば可能です。

しかも、費用がほとんどのお子さんにとって、最大でも月額数千円で利用することが可能になる、と費用面でも、利用者(利用児童)が利用しやすい制度となっております。

現役を引退したアスリートのTwitterなどのSNSの投稿をみると、「現役を引退した後も、自分が活動していた競技に関わりたい。そして、できれば子供たちに自分が活動していた競技を教える機会をもちたい」という願望を書かれているケースが多くあるな、と感じました。

もし、「子供たちに自分が活動していた競技を教える機会をもちたい」と考えている元アスリート方がいらっしゃれば、
①放課後等デイサービスをご自身で立ち上げる
②放課後等デイサービスに勤務する

(特に、体育の教員免許をお持ちの方は児童指導員として働くことが可能になるので、放課後等デイサービス側も歓迎されます。)

この2点を検討していただけると幸いです。

3.放課後等デイサービスを元アスリートが運営する際に必ず気をつけてほしいこと

○放課後等デイサービスはスポーツエリートの養成するための施設ではない

放課後等デイサービスは障害のあるお子さんの生活能力の向上のために必要な訓練をおこなうための施設です。
そのスポーツのエリートを養成するための施設ではありません。

障害があるお子さんでも運動能力が優れているお子さんは当然いらっしゃると思います。そうしたお子さんの長所を伸ばす意味でも「スポーツを学ぶ機会がある」ことは大変重要ですが、「そのスポーツの技術向上」だけが目的では放課後等デイサービスの本来の趣旨とは異なります。

むしろ、「障害によって、なかなかスポーツを楽しむことが難しいお子さんにご自身がおこなってきたスポーツの楽しさを教える。スポーツの活動を通じて、社会性をみにつけてもらって、大人になったら、一般就労や就労施設でもストレスが少なく働いてもらうことが可能である。

という活動をおこなってもらうことが放課後等デイサービスの趣旨になります。

大事なことは、「スポーツ活動を通じて、社会性を身につけること」ということをご理解いただきたいと思います。

○スポーツ以外の活動も重要になります。

スポーツをメインで活動していただくこと自体は国も認めていますが、「スポーツしかしない。」といった習い事教室になってしまうと今後、行政から報酬をもらえなくなるリスクがあります。スポーツ以外の活動(工作や音楽、イベント活動など)も幅広くおこなっていくことも大事な活動であることをご了承ください。(多くの放課後等デイサービスでは、スタッフの得意なことや好きなこと、趣味などを基本にプログラム活動をおこなっているケースが多いです。)

○子供の成長に関することや障害特性に関する知識、ソーシャルスキルトレーニングに関する知識も必要になります。

障害のあるお子さんを相手にプログラム活動を提供するので、子どもの成長に関することや障害特性に関する知識、ソーシャルスキルトレーニングに関する知識は常に勉強が必要になります。

○経営者になりたい方は経営の勉強が必要です。
「放課後等デイサービスを運営したい」と思った元アスリートの方は、ご自身が最初は教えても、いずれ経営者になっていくことが必要になります。

経営者になるための勉強(制度、融資、採用、その他もろもろ)はずっとしていく必要があります。

上記のことをご理解いただいたうえで、もし、放課後等デイサービスを運営してみたい、という元アスリートの方は、下記項目をクリックしてくださいね。無料メールセミナーを開講しています。

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私が普段からアスリートの活躍に感動や刺激をもらっているからこそ、私がアスリートの方のうち、すぐにでもお役にたてることを記載してみました。

ご参考になれば幸いです。


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